各国における状況とは? わかりやすく解説

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各国における状況

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/27 17:16 UTC 版)

リフィル処方箋」の記事における「各国における状況」の解説

各国における状況を述べる。 米国 1951年よりすべての州で導入されている。患者薬局処方箋預け必要な時薬局調剤依頼するカナダ 行われている。カナダ処方箋18ヶ月有効であり、調剤され交付され容器残り調剤可能回数記載されている場合が多い。また電話予約できるシステム整備されており、準備できる来局するように促す電話自動的に発信されるフランス 行われている。 イギリス 行われている ドイツ 未導入である。 フィンランド 行われている。医師病状安定していると診断した慢性疾患患者処方については、その処方箋の有効回数複数回にすることによって、患者医師診察を受けなくても薬剤受け取れるようにしている。 オーストラリア 行われている。患者症状使用医薬品によっては最大12ヶ月かかりつけ一般医診察を受ける必要はない。その間薬局薬剤師患者薬物治療管理相応責任担っている日本 2022年4月1日より、一定条件のもとで行われている(後述)。 2010年開催され厚生労働省の「チーム医療推進に関する検討会」で、リフィル処方箋は「さらなる業務範囲役割拡大について、検討することが望まれる」と記されているが、2016年現在導入されていなかった。導入されない理由として、日本医師会強力な反発があるとされていた。 2014年の経済財政諮問会議では、診療報酬上の評価調剤重視から服薬管理指導重視へのシフト具体的に検討すべきとし、リフィル処方箋検討提言されている。 課題として、薬剤師に高い能力求められ医師との連携必要になることなどが挙げられる2015年7月22日中央社会保険医療協議会診療報酬基本問題小委員会では、「分割調剤がほとんど進んでいない状況の中で、リフィルというのは次元の違う話」とされ、「薬歴記載が起こるような薬剤師の業務内容では、あり得ない。まずはかかりつけ薬剤師仕事をしっかりやるべき」とし、残薬解消向けた取り組み分割調剤基本としつつ、リフィル処方箋可能性を探る方向である。2017年には経済財政諮問会議において、薬剤師対物業務重視削減しかかりつけ薬剤師薬局健康サポート薬局機能を果たす取り組みなど対人業務への転換する方針示しリフィル処方推進盛り込んだ2021年6月18日経済財政運営改革基本方針2021」に、反復利用可能な処方箋検討について盛り込まれた。 2021年12月リフィル処方箋について2022年度診療報酬改定導入する事が決定し明けて2022年3月4日診療報酬改定に関する省令告示公布され同年4月1日施行されたことで、日本でもリフィル処方箋同日からスタートしている。 日本対象となるのは、生活習慣病など慢性疾患抱える「症状安定している患者」で原則として使用回数の上限は3回とされている。「投薬量に限度定められている医薬品」である麻薬・向精神薬湿布新薬などはリフィル処方箋対象外となっている。

※この「各国における状況」の解説は、「リフィル処方箋」の解説の一部です。
「各国における状況」を含む「リフィル処方箋」の記事については、「リフィル処方箋」の概要を参照ください。

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