参戦の乱
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2016/11/14 23:32 UTC 版)
柳生 飯綱(やぎゅう いづな) 柳生の庄の姫君。武門の柳生直系だけあり、非常に武に長けた人物。小柄な少女であるが、大の男を巨大な鎧を付けたまま倒してしまうほど。迷い込んできた雷蔵が大会参加者になったことから、「自分の修行」と称して雷蔵を鍛え上げる。 棟梁の地位よりも、武人として自分を認めて欲しい、そして柳生を守る侍になりたいという願いを持っている。今回の大会で優勝することを欲したのもそのためである。しかし、対戦相手の真珠郎から術を移され、自意識を半分保ったままで暴走、一族の者を手にかけてしまう。雷蔵の「隠切の太刀」で術は解かれ、残っていた自意識が手加減したことで父親をはじめとする一族の者も助かった。 雷蔵への好意を認めるも、ライバルとして強くなってこいと送り出す。 柳生 新左衛門 宗厳(やぎゅう しんざえもん むねよし) 柳生の庄頭領、飯綱の実父。 優勝者との結婚を約束として、飯綱の参戦を認めた。 星眼の介入が判明した後、勝負は水入りしたものであるから今回は優勝者なしとし、飯綱、雷蔵両名ともに次回に向けて強くなれと告げる。 柳生 又十郎 厳正(やぎゅう またじゅうろう よしまさ) 柳生一族の男性。参加者の一人であり、雷蔵の一回戦の相手。背負いからの抜刀術を得意とする。その剣で雷蔵を追いつめるも、出血から無心になった雷蔵に両腕を落とされて敗北する。 雷蔵の「よりによってこの人」や、彼が敗北した時に真珠郎が呟いた「これでよかった」などのセリフから、一族の中でも有名な手練である様子。 柳生 真珠郎 余一(やぎゅう しんじゅろう よいち) 柳生一族の男性。飯綱姫の二回戦での相手。 病身のため、物心ついた頃には「柳生の恥さらし」と座敷牢に幽閉される。その経験が彼に一族に対して深い怨みを抱かせた。そこへ現れた星眼の言に乗り、蛇と茨の血印を施される。 事実上、この刺青に肉体を完全に乗っ取られており、意識を失ってなお動く。反面、真珠郎本人は操り人形に過ぎず、防衛行動をとることなく相手を滅ぼすことを優先する。このため、無刀取りで動きを封じられたところを、跳ね上げられた飯綱姫の刀に貫かれて敗北。今際の際、彼女に呪印を移し替え、花吹雪となって消滅した。
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