参戦した諸国
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/06/04 14:44 UTC 版)
シャルマネセル3世統治下においてアッシリアは急激な領土拡大を続けていた。シリア地方はレバノン杉をはじめ重要物資の供給地であったほか、エジプトに到る通商路が通っていたため、たびたび大国の争奪戦が繰り広げられている土地であった。アッシリアがシリア近辺まで領土を拡大すると、それまで相互に争っていたシリア地方の諸王国は同盟を結んでこれに対抗した。 アッシリア側の史料には「ハッティ(シリア)と海岸の12人の王」としてその同盟参加者が記録されている。参加者は以下の通り。 ダマスカス王ハダドエゼルが率いる戦車1,200両、騎兵1,200騎、歩兵20,000人。 ハマテ王イルフレニが率いる戦車700両、騎兵700騎、歩兵10,000人。 イスラエル王アハブが送った戦車2,000両、歩兵10,000人。 キズワトナ軍、歩兵500人。 ムスリ軍、歩兵1,000人。 アルキ軍、戦車10両、歩兵10,000人。 アルヴァド王マタンバールが送った歩兵200人。 ウスヌ軍、歩兵200人 シアヌ王アドニバールが送った戦車30両、歩兵数千人。 アラビア王ギンディブが送った駱駝騎兵1,000騎。 ベトルホブ王バアシャーが送った戦車30両、歩兵数百人。
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