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原文・読み方・大意

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/15 09:23 UTC 版)

仏足跡歌碑」の記事における「原文・読み方・大意」の解説

“□”は失われた文字、それに続く“( )”内は推測した文字を示す。 標題番号原文読み方大意 1 美阿止都久留志乃比鼻伎波 阿米尓伊多利 都知佐閇由須礼 知々波々賀多米尓 毛呂比止乃多米尓 御跡(みあと)作(つく)る 石(いし)の響(ひび)きは 天(あめ)に到(いた)り 地(つち)さへ揺(ゆ)すれ 父母ちちはは)がために 諸人もろひと)の為(ため)に 父母のために、また衆生のために仏足跡を刻むその石の響き天地震い諸天諸仏感応あれと祈ろう。 □(慕)佛跡 2 弥知阿麻利 布多都乃多知久佐等 曾太礼留比止乃 布美志阿止々己呂 麻礼尓母阿留可毛 三十(みそち)余(あま)り 二(ふた)つの相(かたち) 八十(やそ)種(くさ)と 具足(そだ)れる人(ひと)の 踏(ふ)みし跡処(あとどころ) 希(まれ)にも有(あ)るかも 三十二相八十種好具わった人(釈迦)の踏んだ跡は、たいへん珍しくありがたいものである。 3 与伎比止乃 麻佐米尓美祁牟 美阿止須良乎 和礼波衣美須弖 伊波恵利久 多麻尓恵利都久 善(よ)き人(ひと)の 正目(まさめ)に見(み)けむ 御跡(みあと)すらを 吾(われ)は得(え)見(み)ずて 石(いは)に彫(ゑ)りつく 玉(たま)に彫(ゑ)りつく 釈迦在世当時の諸菩薩は、釈迦足跡目の当たりにすることができたが、我々末世衆生は縁なしくて見ることがでない。ゆえに、石に彫りつけ、その仏足跡偲ぶのである。 4 己乃美阿止 夜与呂豆比賀乎 波奈伊太毛呂毛呂須久比 和多志多麻波奈 須久比多麻波奈 この御跡(みあと) 八万(やよろづ)光(ひかり)を 放(はな)ち出(いだ)し 衆生もろもろ)済(すく)ひ 度(わた)し給(たま)はな 済(すく)ひ給(たま)はな この仏足跡から八万光明放ち出して、迷い衆生救い悟り彼岸に至らし給え。 5 伊可奈留夜 比止尓伊麻世伊波乃宇閇乎 都知止布美奈志 阿止乃祁留良牟 多布刀久毛阿留可 いかなるや 人(ひと)に坐(いま)せか 石(いは)の上(うへ)を 土(つち)と踏(ふ)みなし 跡(あと)残(のけ)るらむ 貴(たふと)くもあるか なんてありがたい人でしょうか、この堅いの上柔らかい土のように踏まれて、足跡後世まで残されのでしょう。なんて貴いことでしょう。 6 麻須良乎乃 須々美佐多知 布賣留阿止乎 美都志乃波牟 多太尓阿布麻弖尓 麻佐尓阿布麻弖尓 丈夫(ますらを)の 進(すす)み先(さき)立(た)ち 踏(ふ)める跡(あと)を 見(み)つつ偲(しの)はむ 直(ただ)に逢(あ)ふまでに 正(まさ)に逢(あ)ふまでに 釈迦弟子たち前に立って踏んだ足跡を見ながら、釈迦にまさに出会ったように偲ぼう。 7 麻須良乎乃 布美於祁留阿止波 伊波乃宇閇尓 伊麻毛乃己礼利 美都志乃覇止 奈賀久志乃覇止 丈夫(ますらを)の 踏(ふ)み置(お)ける跡(あと)は 石(いは)の上(うへ)に 今(いま)も残(のこ)れり 見(み)つつ偲(しの)へと 永(なが)く偲(しの)へと 仏足跡は石の上に今も残っている。それを見ながら永く偲ぼう。 8 己乃美阿止乎 多豆祢毛止米弖 与岐比止乃 伊麻須久尓々波 和礼毛麻胃弖牟 毛呂毛呂乎爲弖 この御跡(みあと)を 尋(たづ)ね求(もと)めて 善(よ)き人(ひと)の 坐(いま)す国(くに)には 吾(われ)も詣(まゐ)でむ 衆生もろもろ)を率(ゐ)て 仏足跡に縁を求めて衆生とともに極楽往生を願うのである。 一十七首 9 舍加乃美阿止 伊波宇都志於伎 宇夜麻比弖 乃知乃保止氣尓 由豆利麻都牟 佐々義麻宇佐釈迦(しゃか)の御跡(みあと) 石(いは)に写(うつ)し置(お)き 敬(うやま)ひて 後(のち)の仏(ほとけ)に 譲(ゆづ)り奉(まつ)らむ 捧(ささ)げ申(まう)さむ 釈迦足跡を石面に写しおいて敬いつつ、かの弥勒の出世をも待つべきである。 10 己礼乃与波 宇都利佐留止毛 止己止婆尓 佐乃己利伊麻世 乃知乃与乃多米 麻多乃与乃□□(多米) これの世(よ)は 移(うつ)り去(さ)るとも 常磐(とことは)に さ残(のこ)り在(いま)せ 後(のち)の世(よ)の為(ため) またの世(よ)の為(ため) たとえこの世は末に及んでも、不朽の仏足跡残ったまま、来世を導くのである11 麻須良乎能 美阿□(止)□……□ 丈夫(ますらを)の 御跡(みあと)…(以下、欠損のため不明) (欠損により意味不明12 佐伎波比乃 阿都伎止毛加羅 麻爲多利弖 麻佐米尓弥祁牟 比止乃止毛志□(佐) 宇礼志久毛阿留可 福(さきはひ)の 篤(あつ)き輩(ともがら) 参到(まゐた)りて 正目(まさめ)に見(み)けむ 人(ひと)の羨(とも)しさ うれしくもあるか 釈迦在世人々参詣して目の当たり礼拝できるのは羨ましい。が、今その写し造った足跡拝めるのはうれしいことである。 13 乎遲奈伎夜 和礼尓於止礼留 比止乎於保美 和多佐牟多米止 宇都志麻都礼利 都加閇麻都礼利 をぢなきや 吾(われ)に劣(おと)れる 人(ひと)を多(おほ)み 済(わた)さむ為(ため)と 写(うつ)し奉(まつ)れり 仕(つか)へ奉(まつ)れり 意気地のない我にもなお劣れる多く衆生済度するために、この仏足跡写して奉仕する14 舍加乃美阿止 伊波宇都志於伎 由伎米具利 宇夜麻比麻都利 和我与波乎閇牟 己乃与波乎閇牟 釈迦(しゃか)の御跡(みあと) 石(いは)に写(うつ)し置(お)き 行(ゆ)き廻(めぐ)り 敬(うやま)ひ奉(まつ)り 我(わ)が世(よ)は終(を)へむ この世(よ)は終(を)へむ 釈迦足跡を石に写しおき、敬いながらそのあたりを行きめぐり、我が世を尽そう15 久須理師波 都祢乃母阿礼等 麻良比止乃 伊麻乃久須理師 多布止可理家利 米太志可利薬師くすりし)は 常(つね)のも有(あ)れど 賓(まらひと)の いまの薬師くすりし) 貴(たふと)かりけり 珍(めだ)しかりけり 薬師如来尊像は、世間にあるものも貴いけれど、異国の人が作ったこの薬師如来はなんて貴いものであろうか。(異説あり) 16乃美阿止乎 麻婆麻都礼婆 阿止奴志乃 多麻乃与曾保比 於母保由留可母 美留期止毛阿留可 この御跡(みあと)を 廻(まは)りまつれば 跡主(あとぬし)の 玉(たま)の装(よそほ)ひ 思(おも)ほゆるかも 見(み)る如(ごと)もあるか 仏足跡周り礼拝すれば、釈迦麗しき容貌偲ばれ目に見えるようだ17保美阿止乎 美尓久留比止乃 伊尓志加多 知与乃都美佐閇 保呂夫止曾伊布 乃曾久止叙伎久 大(おほ)御跡(みあと)を 見(み)に来(く)る人(ひと)の 去(い)にし方(かた) 千歳(ちよ)の罪(つみ)さへ 滅(ほろ)ぶとぞ言(い)ふ 除(のぞ)くとぞ聞(き)く 一たび仏足跡拝めば、過去千歳の罪も消滅するのである呵嘖18 比止乃微波 衣多久阿礼婆 乃利乃多能須加止奈礼利 都止米毛呂毛呂 須々賣毛呂母呂 人(ひと)の身(み)は 得難(えがた)く有(あ)れば 法(のり)の為(た)の 縁(よすか)と成(な)れり 勉(つと)め衆生もろもろ) 進(すす)め衆生もろもろ人身は得がたきものであるならば、法のために仏を尊んで後世祈りなさい。 19都乃閇美 伊都々乃毛乃々 阿都麻礼流 伎多奈伎微乎婆 伊止比須都閇志 波奈礼須都倍志 四(よ)つの(へみ) 五(いつ)つの鬼(もの)の 集(あつ)まれる 穢(きたな)き身(み)をば 厭(いと)ひ捨(す)つべし 離(はな)れ捨(す)つべし 不浄人身であるならば、はやく厭離して仏道入りなさい。 死 20 伊加豆知乃 比加利乃期止岐 己礼乃微波 志尓乃於保岐美 都祢尓多具覇利 於豆閇可良受夜 いかづち)の 電光(ひかり)の如(ごと)き これの身(み)は 死(し)にの王(おほきみ) 常(つね)に副(たぐ)へり 懼(お)づべからず電光のように、はかないこの身は、常に死を伴っている。恐れことはない。 □□(四首) 21 □都□□□ □□□□比多留 比□乃多尓 久須理師毛止牟 与伎比止毛止无 佐麻佐牟我多米尓 □つ□□□ □□□□ひたる ひ□の為(た)に 薬師くすりし)求(もと)む 善(よ)き人(ひと)求(もと)む 醒(さま)さむが為(ため)に (欠損により意味不明) 歌の字数1句2句3句4句5句6句合計16 7 6 7 8 8 42 26 7 5 7 8 8 41 35 7 6 7 7 7 39 45 8 6 7 7 7 40 55 7 6 7 7 8 40 65 7 6 7 8 8 41 75 8 6 7 7 7 40 86 7 5 7 7 7 39 96 8 5 7 7 7 40 105 7 5 7 7 7 38 115 ? ? ? ? ? ? 125 7 5 7 7 8 39 135 7 6 7 7 7 39 146 8 5 7 7 7 40 155 7 5 7 7 7 38 166 7 5 7 7 8 40 176 7 5 7 7 7 39 185 7 5 7 7 7 38 195 7 5 7 7 7 38 205 7 5 7 7 7 38 21? ? 5 7 7 8 ?

※この「原文・読み方・大意」の解説は、「仏足跡歌碑」の解説の一部です。
「原文・読み方・大意」を含む「仏足跡歌碑」の記事については、「仏足跡歌碑」の概要を参照ください。

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