千島列島全島返還論とは? わかりやすく解説

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千島列島全島返還論

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/18 05:12 UTC 版)

北方領土問題」の記事における「千島列島全島返還論」の解説

北千島含めた千島列島全体日本固有の領土であり、日本返還されるべき」と主張する勢力存在する日本共産党は、「千島・樺太交換条約平和裏締約されており、この樺太・千島交換条約根拠に、得撫島以北含めた千島返還要求できる」という、千島列島全島返還立場とっている。 スターリン時代旧ソ連は、第二次世界大戦時期に、バルト三国併合中国東北部権益確保千島列島併合おこないました。これは「領土不拡大」という連合国戦後処理の大原則を乱暴にふみにじるものでした。このなかでいまだにこの無法正されていないのは、千島列島だけになってます。ヤルタ協定の「千島引き渡し条項」やサンフランシスコ条約の「千島放棄条項」を不動前提にせず、スターリン領土拡張主義正すという正義の旗を正面から掲げて交渉にのぞむことが、何より大切であることを強調したいであります。 (2005年2月7日 日本共産党委員長 志位和夫日露領土問題根源は、第2次世界大戦終結時におけるスターリン覇権主義的な領土拡張政策にある。スターリンは、ヤルタ会談1945年2月)でソ連の対日参戦条件として千島列島の「引き渡し」を要求し米英もそれを認め、この秘密の取り決め根拠に、日本の歴史領土である千島列島国後択捉(えとろふ)から、占守(しゅむしゅ)までの全千島列島)を併合した。これは「カイロ宣言」(1943年11月)などに明記され、自らも認めた領土不拡大」という戦後処理の大原則蹂躙するのだった。しかもソ連は、千島列島には含まれない北海道一部である歯舞群島色丹島まで占領した第2次世界大戦終結時に強行された、「領土不拡大」という大原則破った戦後処理の不公正正すことこそ、日ロ領土問題解決根本すえられなければならない。 (2010年11月9日 日本共産党委員長 志位和夫) なお、日本共産党北方領土を含む千島列島問題に関する姿勢一貫しておらず、全千島列島ソ連領としたり、歯舞色丹二島返還主張していた時期もあった。 民間では、千島及び歯舞諸島返還懇請同盟現在の北方領土返還要求運動都道府県民会議)が千島全島および歯舞群島返還求めていたが、後に国後択捉色丹及び歯舞群島のみの返還主張変化した

※この「千島列島全島返還論」の解説は、「北方領土問題」の解説の一部です。
「千島列島全島返還論」を含む「北方領土問題」の記事については、「北方領土問題」の概要を参照ください。

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