十三龍(サーティンドラゴン)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/11 10:17 UTC 版)
「鉄鍋のジャン!」の記事における「十三龍(サーティンドラゴン)」の解説
本節の登場人物は全て「R」のみ。 エリザ・バートリー アメリカに200を超える支店を持つ、巨大資本十三龍の元締め「バートリー・フーズ」の社長。外見は「服の趣味が悪い女の子」だが、傲慢かつ残忍で我が侭な性格で、新興チェーン店である十三龍の進出のため様々な策を弄する。佐藤田と出会う以前は、仕事に忙しいあまり栄養剤しか摂取していなかった。佐藤田にはいわゆるツンデレ的な感情を持っており、何が何でも彼を自分の側に置いておきたがったが、長年自分に仕えていたために彼が体力不足による不戦敗を喫したことで自分の非を恥じ、佐藤田の料理人復帰を認める。続編『鉄鍋のジャン!!2nd』では「エリザ・サトウダ」として登場。 佐藤田 十三(さとうだ じゅうぞう) 元「XIANG FAN」所属のシェフで多くの学問を修めている。食育係としてエリザに仕える。彼女の強引な手腕に対して慇懃無礼に皮肉を述べるなど、彼とエリザの関係はそれほど単純なものではないようである。一度何もない処から料理を出して見せるという珍芸を披露しており、エリザは彼の手品を「魔法」と評している。彼のモットーは奇しくも秋山階一郎と同じく「料理は魔法」である。決勝戦でジャンの料理を高評価して優勝させた。 その直後にジャンと勝負することとなり、ジャンと互角の勝負を繰り広げるが、長年エリザの執事を遣っていたことから、体力の衰え、久々の大観客のいる大舞台でのプレッシャーなどに体が耐えられずに料理を作れなくなってしまう。さらにキリコからジャンが負傷した身体で大会に参加していたことを聞かされ、自分が「料理人」としても「執事」としても失格であることを思い知り、完全に負けを認める。 ブルー・メナール 十三龍ロス支店所属、26歳。十三龍の制服ではなく、ボンデージメイド服に身を包んだ筋肉質の巨漢。アフロヘアーに口髭を蓄えているがおかま言葉を使う。 ジャンを甘く見すぎている他の十三龍の料理人達と異なり、ジャンの実力を警戒している。なお十三龍の料理人は互いに競い合っているが、基本的には良い意味でのライバル関係にありブルーも他の料理人に「叩き潰してあげるからいつでも向かってきなさい」と公言している(なおジャンはそのような関係を「お友達ごっこ」と見なしていた)。 独創性に満ちたゴージャスな料理が最大の特徴で、高級な食材と確かなセンスに裏打ちされた料理は「ゴージャス!ゴールド!エレガント!」と評される。 独自のゴージャスな料理は、佐藤田十三に引き抜かれるまで周囲に認められず、鬱々とした日常を過ごしており、一時は料理人を辞めることまで考えていた程であった。しかし、佐藤田にその実力を認められて引き抜かれ、誰もが認める料理人となったため、彼には深い恩義を感じており、優勝の目的も佐藤田への恩返しである。 決勝においてもいきなり100点満点を叩き出すなどその力量を発揮したが、佐藤田の裁定に従いジャンに敗北する。
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