北方領土問題と日露和親条約の関連とは? わかりやすく解説

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北方領土問題と日露和親条約の関連

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/07 01:42 UTC 版)

日露和親条約」の記事における「北方領土問題と日露和親条約の関連」の解説

北方領土問題」も参照 北方領土問題において、「千島列島」の範囲一つ争点となっており、日本政府は、1951年サンフランシスコ講和条約千島列島放棄したが、歯舞色丹含まない北海道一部である)としたうえで国後択捉についても明確にしなかった。これは1946年2月ソビエトによる一方的な併合宣言や、すでに朝鮮半島始まっていた東西陣営による角逐朝鮮戦争)の緊張のなかで、北方占領地台湾沖縄小笠原などが焦点となったためである。ソビエト米国による西南諸島台湾小笠原諸島国連信託統治の形での実効支配非難し、また日本放棄した旧領土(南樺太および千島)の帰属意図的に除外しているサンフランシスコ条約英米案を非難している。 サンフランシスコ講和会議において、吉田国後択捉ソビエトによる収容一方的非難し、また歯舞色丹北海道日本の本土)であると説明している。その根拠として、日露和親条約第二条での平和的な国境の画定指摘している。 和田春樹によればサンフランシスコ条約放棄すべきと明記され千島列島クリル諸島)とは日露和親条約から明記されてきた地理的呼称であり北方四島当然に含むものであり、日本政府の解釈(と和田のいう、クリル北方四島含まないとの主張)は誤りだとする。和田によればこれは日露和親条約を"誤訳"した日本語文を根拠とした主張であり、ロシア語オランダ語からはこのような主張成り立たないとする。 1992年5月日本政府ロシア語パンフレット日本北方領土』を発行しロシア国内配布した。このパンフレットの中で、北方領土サンフランシスコ条約放棄したクリル諸島含まれないとの主張をするため、日露和親条約第二条日本語条文ロシア語翻訳し、『実際条約とは異なる』条文作成したとする。

※この「北方領土問題と日露和親条約の関連」の解説は、「日露和親条約」の解説の一部です。
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