北方領土周辺
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/11 06:24 UTC 版)
「日本の排他的経済水域」の記事における「北方領土周辺」の解説
北海道の東北、千島列島南部に位置する北方領土は日露和親条約により日本の領土に編入されたが、第二次世界大戦時にソビエト連邦がヤルタ会談の密約に基づき、日ソ中立条約を一方的に破棄し、これらの島々を占領したためロシアにより実効支配がなされており、日本側は領有権を主張している。北方領土を構成する歯舞諸島、色丹島、国後島、択捉島周辺のEEZは北方領土同様にロシアにより管理されている。日本およびロシア政府は1998年に領土問題とは別に日本漁船の安全操業枠組み協定に調印し、北方領土周辺における漁獲量を毎年交渉で決定している。海域においてはスケトウダラやホッケ、タコなどについて毎年2000トン程度の漁獲量が設定され、北海道の漁業団体からその見返りとして約2000万円の協力金および約2000万円相当の機材がロシア側に供与されている。
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