創始者盧勝彦
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盧勝彦は貧しい家に生まれ、学費を負うことができず大学入学試験を諦め、軍校に進んだ。中正理工学院卒業後、10年間中華民国陸軍に服役し、少校として退役した。若い頃キリスト教を信仰し「聖書研究会教師」の職についたこともあったが、26歳の時母親に伴って台中玉皇宮に参るという偶然から仏道の修行の路に入った。当初は霊魂学、道教、仏学の書籍の執筆と吉凶占いで名を上げたが、これにより暴力団と警察の両方から恐喝を受けた。1970年、盧勝彦は仏教の印順長老に帰依した。1976年「霊仙宗」を創立。1982年、一家でアメリカシアトルへ移住。1984年「霊仙宗」の教団名が盗用され中華民国内政部に登録されたため、教団名を「霊仙真佛宗」、通称「真佛宗」と改称した。1985年にはアメリカシアトルに、最初の雷蔵寺「シアトル雷蔵寺(Ling Shen Ching Tze Temple)」を建立した。1986年、シアトル近郊の雷蔵寺で正式に出家したが、その際の剃度師は盧勝彦の弟子であり、香港慧泉寺の住職である釈果賢法師であった。盧勝彦は吉凶占いの霊験があるため、信徒や弟子は済公活仏のような尊敬を込めて「蓮生活仏」と呼ぶ。盧勝彦は20余歳のとき、台中玉皇宮にて青い衣の婦人に天眼を開かれた後、自身が西方極楽浄土の摩訶双蓮池の大白蓮華童子が下界に降臨したものであると知った。彼は道教・顕教・密教全てを伝承しており、あるものは人間伝承であり、あるものは虚空伝承である。一般的に、このような伝承は、転生法位継承者が幼少のころより認定を受け修行を開始するような伝承とは異なるものと考えられる。
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