内部構成要素とは? わかりやすく解説

内部構成要素

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/28 07:16 UTC 版)

電気自動車用蓄電池」の記事における「内部構成要素」の解説

電気自動車EV)用のバッテリーパック設計は複雑で、メーカー特定の用途によって大きく異なる。しかし、どのメーカー電池パックも、基本的な機能を果たすために、いくつかの単純な機械的電気的構成要素システム組み合わせている。 実際のバッテリーセルは、様々なパックメーカーが好むように異な化学的性質物理的形状サイズを持つことができる。バッテリーパックには、パック必要な電圧電流実現するために、直列または並列接続され多く個別セルが常に組み込まれている。すべての電気自動車バッテリーパックには、数百個のセル含まれている。各セル公称電圧は、その化学組成に応じて3から4ボルトである。 製造組み立て時に助けとなるように、大きなセル積み重ねは、通常モジュール呼ばれる小さな積み重ねグループ化される。これらのモジュールいくつか1つパック入れられる。各モジュール内では、セル溶接され電流流れるための電気経路完成するモジュールには、冷却機構温度モニターなどのデバイス組み込むともできる。ほとんどの場合モジュールでは、バッテリー管理システム英語版)(BMS)を使用してスタック内の各バッテリーセルが生成する電圧監視するともできる。 バッテリーセルスタックには主ヒューズがあり、短絡状態でのパック電流制限する。「サービスプラグ」または「サービスディスコネクト」を取り外すことで、バッテリースタックを電気的に絶縁され2つ部分分割することができる。サービスプラグ外した状態では、バッテリーの主端子露出しているため、サービス技術者電気的な危険にさらされることはない。 バッテリーパックには、バッテリーパック電力出力端子への分配制御する継電器接触器)も含まれている。ほとんどの場合、最低でも2つの主継電があり、バッテリーセルスタックをパック主なプラスとマイナス出力端子接続して電気駆動モーター大電流供給するパック設計によっては、予備充電抵抗器を介して駆動系予備充電したり、補助母線電力供給したりするための別の電流経路含まれており、これらにはそれぞれ関連する制御継電器がある。安全上の理由から、これらの継電器はすべて通常開状態である。 バッテリーパックには、温度電圧電流などの各種センサー搭載されている。パックセンサーからのデータの収集パック継電器作動は、パックバッテリー管理ユニットBMU)またはバッテリー管理システムBMS)によって行われるBMSは、バッテリーパックの外にある車両との通信担当する

※この「内部構成要素」の解説は、「電気自動車用蓄電池」の解説の一部です。
「内部構成要素」を含む「電気自動車用蓄電池」の記事については、「電気自動車用蓄電池」の概要を参照ください。

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