内部構造と副葬品
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/12 14:25 UTC 版)
後円部における埋葬は、共通の墓坑内に3つ粘土槨を設け、そのそれぞれに木棺を置いている。中央の中央槨には長さ8.1メートルの割竹形木棺が置かれ、中央付近は盗掘されていたものの、その内外には小札革綴冑、農工具、鉄鏃、石製模造品巴形銅器や幾枚もの盾が副葬されていた。また、東側の東槨には長さ7.7メートルの割竹形木棺があり、その棺の内外から、巴形銅器を付けた盾、銅鏃、鉄鏃を収めた靫、玉類、石製模造品、内行花文鏡、櫛、鉄鏃、剣、長方板革綴短甲、草摺、弓、多数の石製模造品、臼玉、農工具類が出土している。西側の西槨には長さ3.7メートルの箱式木棺が納められ、その内外に鍬形石13点、車輪石44点、石釧13点の他、琴柱形石製品、臼玉、紡錘車形石製品、勾玉、素環頭大刀と剣各1本、槍2本が副葬されていた。
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