八割れとは? わかりやすく解説

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ハチワレ

別表記:はちわれ鉢割れ、八割れ

ハチワレとは、ネコ)の被毛毛色頭部の額から鼻筋沿って「八」の字に開くように境目形作っている柄のこと、または、そのような毛色のことである。種を問わず発現する毛色もさまざまであるが、特に白黒2色のネコはハチワレ柄の率が高いとされる

白黒のハチワレ多くは「頭側が黒」で「鼻の辺りが白」という色の構成になっている白黒のハチワレは胴(背)が黒く足が白い柄となることも多く、そのために「靴下」と呼ばれたりする場合も多い。

「ハチワレ」の語源

「ハチワレ」という呼び名は元々「鉢割れ」に由来する。「鉢」は頭蓋意味する頭部で(柄が)割れたようになっているためであろう。しかし「鉢割れ」という言葉いかにも縁起が悪いかつてはハチワレ猫を飼うことも忌まれたいたという。

鉢割れ」を忌み言葉として避け代わりに末広がりの「八割れ」と表記することもある。今日ではカタカナひらがな表記一般的となっている。

犬の場合

ネコと同様イヌ)の毛の柄についても「ハチワレ」という表現用いられる犬種は特にコーギーがハチワレ柄のハチワレになる率が高いとされる

はちわれ

(八割れ から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/04 15:07 UTC 版)

はちわれ猫 顔の柄が「八」の形になっている。日本では猫の柄の占有率ランキングで“はちわれ”黒白猫が2位。
茶トラ白のはちわれ

はちわれ(八割れ、鉢割れ)とは、ネコ(英語ではバイカラー・キャット英語版)やイヌ(毛色)が、筋を境に左右に分かれているもので、「八」の字形に見える。英語ではカラーが顔にかかるものをMask、カラーが顔にかからないものはCapと呼ばれる。この場合体白とカラー(または縞)の二色(あるいは三毛の三色)あれば、その条件を満たし“はちわれ”である必要はないが、後述の通り、二色(または縞白)は“はちわれ”模様が出やすい傾向にある。

概要

日本では猫の柄の占有率ランキングで“はちわれ”黒白猫が2位、“はちわれ”ではない“黒白猫”は8位であり[1]、黒白猫の半数以上が“はちわれ”ということが分かる。はちわれはカラーに白が混ざるホワイトスポットの一種である。ホワイトスポットは体毛の40 %以下が白のローグレイド、体毛の40 - 60 %が白のバイカラー英語版、体毛60 %以上が白のハイグレードの3つに分けられるが、そのいずれでも“はちわれ”現象は起こり得る。

黒の部分が3割を超えると模様が左右対称になりやすく[2]鼻筋鼻口部マズルの部分を避けて色が付きやすい傾向にある[2]のでハチワレの柄が出やすい。

日本では漢字の「八」のように見えることから「八割れ」、または頭蓋骨が割れる意である「割れ」からきていると言われており、後者の意味から武家においては縁起が悪いとして忌避されていた時代・地方もあった[3]。八は末広がりであることから、逆に商家などにおいては縁起がいいといわる場合もある。

1998年頃はちわれ猫ばかりの写真を掲載した『はちわれの会』というサイトによってハチワレという言葉がインターネット上で広がり、現在に至っている。

脚注

  1. ^ 【猫の種類】日本に多い『柄・模様ランキング』トップ10」『猫専門情報ブログ | 11Cats』2015年8月14日。2018年10月15日閲覧。
  2. ^ a b 白黒猫の柄の傾向を調査してみた結果。|ねこのきもちWEB MAGAZINE”. cat.benesse.ne.jp. 2022年12月28日閲覧。
  3. ^ 猫用語辞典ハ行”. アイリスペットどっとコム/アイリスオーヤマ. 2016年3月5日閲覧。

関連項目



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