全廃まで
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2008年度から2011年度に関しては成田スカイアクセス線開業に伴う新造車の導入を優先したため既存車の代替はなく、変動は発生しなかった。 2008年8月1日から9月17日まで、映画『男はつらいよ』シリーズ開始40周年を記念して3320編成が葛飾観光PRラッピング電車の第2弾となり、実写の車寅次郎などのラッピングが貼付された。 2009年(平成21年)6月30日より3356編成が青電塗装となり、同日に会社創立100周年記念臨時列車(特急金町行)として運転された。同年8月に3324編成が赤電塗装に、同年9月に3312編成がファイアーオレンジ塗装に変更しリバイバルカラー編成として2013年の廃車時まで運用した。 2010年4月から6月にかけて、各種別カラーを背景に、白文字とした種別幕への交換を実施している。 2010年(平成22年)7月5日より、葛飾区観光PRラッピングとして3320編成に高井研一郎のイラストによる車寅次郎などが描かれた『男はつらいよ』ラッピング、3348編成に両津勘吉などが描かれた『こちら葛飾区亀有公園前派出所』のラッピングが貼付されている。両編成共に廃車時までラッピング車として金町線主体で運用した。 2012年度から新3000形の新造が再開され、『男はつらいよ』の3320編成が2013年2月15日に営業運転を終了し、同年2月18日には青電リバイバルカラーの3356編成が営業運転を終了した。リバイバルカラー編成は同年3月までの引退が発表され、同年3月20日限りで赤電リバイバルカラーの3324編成が引退した。追って、同年3月24日限りでファイアオレンジリバイバルカラーの3312編成が引退した。それにて、京成在籍の3300形は4両編成4本16両のみ残った。北総リース車の7260形と合わせても24両まで減った。 2013年4月、3344編成3334-3333ユニットの主電動機にて廃車部品を再用することによりTDK-816-A1からTDK-816-A01に変更した。 2014年3月上旬に3328編成と『こちら葛飾区亀有公園前派出所』ラッピングの3348編成が廃車になり、京成在籍の3300形は3304編成と3344編成の4両編成2本8両のみとなった。 2015年2月28日、引退を記念し最後まで京成車として残っていた3304編成と3344編成を4+4の8両編成に組み換え、臨時特急「成田山号」として京成本線にて3300形さよなら運転を実施。編成は以下のとおり。その後、8両は2015年3月1日付で廃車となり、京成電鉄の3300形は形式消滅となった。 ←上野 ⚫︎3344-3343-3334-3333⚫︎-⚫︎3304-3303-3302-3301⚫︎ 3300形コイルばね台車の2次車と空気ばね台車の1次車の混結は更新後、最初で最後。2015年1月中旬にさようなら運転に向け8両で試運転も行った。これは3100形更新後に行っていたが1987年(昭和62年)4月以降京成では営業用で行わなくなった。よって、このさよなら運転時の混結は28年振りの珍事でもあった。 青電塗装となった3356編成(2009年6月30日 / 京成関屋駅 - 堀切菖蒲園駅間) 赤電塗装となった3324編成(2009年9月14日 / 船橋競馬場駅 - 谷津駅間) ファイヤーオレンジ塗装となった3312編成(2009年9月24日 / 町屋駅 - 千住大橋駅間)
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