児童・生徒用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/29 07:42 UTC 版)
以下の形態は、取りも直さず名札が工業製品の規格品であることに由来する。 ビニール名札ビニールのケースの中身には紙の名札か布名札を使う。 この場合、学校名・校章は刺繍or印刷 氏名・年・組を記入。学校によっては登校班や血液型も表に記入、 裏面に「血液型記入カード」という血液型、住所・保護者名・電話番号など緊急連絡先を記入する紙が入る場合が多い。ただし自主的な血液型の記入については万一の事故等で輸血が必要など、緊急時の場合、血液型不適合による事故を起こさぬよう医療機関ではクロスマッチテストを行う。また、名札に記入する血液型は、ABO式血液型のみ記入するものが大半で、Rh因子まで記入する名札は少ない。そのため、輸血が必要である本人がRh+なのか、Rh-なのかどうかは名札の血液型記入カードではわからない。それだけでなく、厳密にはABO式血液型の中でも亜種の存在(典型例として、O型亜種のボンベイ型)など、クロスマッチテストを行わないとわからない血液型もある。そのため、いずれにしても医療機関ではクロスマッチテストを行う。そのため自身の血液型を別段知っておく必要も無い上に予め記入する意味も無い。よって、名札の血液型記入欄がない学校もある。 幼稚園・保育園だと紙でできたカラー名札が多い。この形式は通常、小学校で用いられるが、北関東の一部のように中学校で用いられることもある。 幼稚園の名札は大抵この形式だが、形状は四角くなく植物や動物などをあしらっている(例:さくら組→桜の花びらの形) 布名札(安全ピン止めと直接縫付がある)約3cm×5cm大のフェルトや厚手のビニールに校章・学年章を付け、名札はその上下に縫い付けるか接着剤で付けるかする事もある。この形式は学年章との関係もあり、中学校に多い。 一部の学校に布名札を直接安全ピンで胸に付ける所もあるようだが、多くがケースに入れない場合は縫い付けとなる 中学校以上の場合は縫付が多い。一部の特別支援学校では高等部がこのタイプである。 プラスチック製の板に氏名を彫刻、あるいは手書きで表記したもの学校によって姓のみ名前が刻まれるところもあれば、フルネームで名前を刻まれるところもある。彫刻の場合、プラスチック製の板に氏名を彫刻機で彫刻し、彫刻された凹部にインキを注入する方法であるため、装置の制約上、名札の多くが機械彫刻用標準書体で彫刻される。横長長方形の2cm×3-4cmサイズが多い。学校名や校章が加わる場合もある。学年を固有の色で表記した地やラインと学級番号が入ったり、あるいは学年・学級番号をシールにして名札本体は複数年使用させるケースもある(学年色が固有指定される場合は入学から卒業まで同じ名札を使い続ける事が多い)。安全ピンによる装着のほかに、一般的な四角い名札の場合、4隅に穴をあけ、糸で縫い付ける(学ランやブレザーなど冬服に多い)。また、学校によって、学校名を入れたり、校章を入れたりする学校もある。 このタイプは中学校においての使用例が多く、小学校ではビニール名札、中学校ではプラスチック名札という地域も多い。 東海地方の小中学校では、小判状縦書きの名札が多く用いられる。この様式はNHKの学園ドラマ『中学生日記』や江川達也の漫画『ラストマン』などでも用いられている(「中学生日記」は名古屋市が舞台であり、江川自身も名古屋出身)。上下に穴をあけ、制服へ縫い付け・厚手ビニールに接着・ビニールケースに入れて着用のいずれかが用いられる。 直接服に名前を刺繍男子のみの場合もある 名札の形体
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