元『悪たれ団』とその家族
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岩崎祝(いわさき はじめ) 結婚後は「ハジメ=マイケル=アビーン」。 冒頭、舞子&僚一の披露宴でナッキーに別れを告げられ捨てられてしまう。当初は思い悩むも新たな道を求めてアメリカに渡り、バスケットチーム・ドアーズの準トレーナーになる。後にチーフ・トレーナーになるが、前任の選手を見下して不評でクビになったチーフ・トレーナーのジョンに逆恨みされ殴られたことで右眼のレーザー手術を受け、そこでサウスダコタ州の農園の一人娘である看護師シェリー(シェリル)と知り合う。彼女からのメールで自身がナッキーを"生身の女性"として欲したことのない過去に、自分達が"友人以上"になれない2人の感情の正体が"友愛"であり、それが強すぎて"男と女の愛情"だと錯覚していたことに気づく。それ以降は次第にシェリーと心の距離が縮まって愛し合うようになり、結婚して婿養子になった。シェリーとの間に2児を儲ける。ミドルネームの「マイケル」はクリスチャンネーム(洗礼名)である。長女テスが生まれた際、メールに娘の写真を添付してナッキーに結婚を報告した。「悪たれ団」の同窓会を前に海岸で2人だけで会い、自身と尚子だけでなく沖田とも強い絆で結ばれるのが先だったことでお互いに恋愛感情だと勘違いするも「友愛」であったと自覚して和解した。 シェリル=アビーン 愛称は「シェリー」。初登場時25歳(祝の5歳下)。眼を痛めた祝が入院した病院の担当看護師だった。初めて会った時から祝には心に傷を持っていると気づく。祝のナッキーへの想いを知りつつ祝を愛するようになり、祝の過去をすべて受け入れた上で結婚する。長女テスに続き、第2子を妊娠中。 岩崎初音(いわさき はつね) 旧姓は「小西」。祝の兄・守の妻であり友子(ゆうこ)と達也という2児の母。旧北城邸跡に出来たマンションでスーパーマーケットを開業する。ナッキーの様子に不安を抱いていたが、祝がふっきれてシェリーという真に愛する女性と幸福になることに戸惑い、本人達を尻目にナッキーと祝との復縁を舞子と共にこだわってしまうが、友人以上恋人未満の友人のままでいるべきだった2人の想いの正体を祝に告げられ彼とシェリーの結婚式を経て思いを振り切る。ブログをしておりタイトルは『小説家の女房はコンビニの店長』。 田村舞子(たむら まいこ) 旧姓は「五月野」。薬科大学卒業後、婚約者・田村僚一の実家の病院で薬剤師として働いていたが、無医村で働きたいという僚一の役に立ちたいと助産師・薬剤師・ケアマネの資格を取り、結婚後は2人で離島の無医村に行く。ナッキーや初音に影響を受けブログを始める。尚子・輔(たすく)・由利の3児の母。僚一の若幸田診療所赴任について行く。祝の結婚を知らされ彼がナッキーに捨てられて何年が経ったと思っているのかと夫に呆れられ、勝手に浸ってしまっていたことをようやく悟る。戦場で足を負傷したトビオの病状に取り乱すナッキーを見て、ナッキーがトビオに教え子以上の感情を持っていることに気づく。 田村僚一(たむら りょういち) 誰からも必要とされる医者を目指し舞子とともに無医村での医療に携わっている。3人の子供を儲け、長女はナッキーと同じ尚子と命名している。離島の無医村の唯一の医師だったが、志願する後継者の医師が名乗り出てくれたので、若幸田市立病院分院(旧若幸田村診療所)の医師になる。未知子が倒れた際、ナッキーに頼まれ「沖田と岩崎の代わりに」と言って彼女を殴った。 沖田成利(おきた なるとし) 『悪たれ団』メンバー。大学在学中に山の事故で死去するが、その思い出は今もナッキーの胸に深く刻まれている。祝がナッキーとの関係に苦しんで彼に想いを寄せる別の少女に逃避した際、目を覚まさせる手段に暴力を選択したため、祝を失明させてしまう原因になった。祝と共に尚子を恋愛感情で想っていると考え、尚子は2人を愛してしまったと苦しんだこともあったが、実際は3人が3人とも強すぎる友愛で結ばれて男と女の愛ではなかった。
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