二尖弁とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > デジタル大辞泉 > 二尖弁の意味・解説 

にせん‐べん【二×尖弁】

読み方:にせんべん

僧帽弁(そうぼうべん)


二尖弁

同義/類義語:左房室弁, 僧帽弁
英訳・(英)同義/類義語:bicuspid valve

心臓血管系血液送り出すポンプである。血液逆流を防ぐための弁が心臓内にはいくつかあり、二尖弁(左房室弁)は、左心房左心室の間にあり、左心室から左心房への逆流を防ぐ。
「生物学用語辞典」の他の用語
個体の器官や組織など:  中胚葉  中脳  中腎  二尖弁  二次リンパ器官  二次師部  二次木部

僧帽弁

(二尖弁 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/01/11 00:51 UTC 版)

僧帽弁
ヒトの心臓の構造
右上に僧帽弁が示されている
ラテン語 valva atrioventricularis
sinistra, valva mitralis
英語 Mitral valve
テンプレートを表示
僧帽弁の構造。前尖(anterior leaflet)と後尖(posterior leaflet)は更にそれぞれ3つの部分に分けられ、向かって左、患者の外側から1→2→3と名付け、A1、A2、A3、P1、P2、P3と呼ばれる[1]

僧帽弁(そうぼうべん、: mitral valve, : valva mitralis)とは、心臓左心房左心室の間にある弁である。その形状がカトリック司教冠に似ているとして命名された。二尖弁、左房室弁ともいう。

機能

僧帽弁は、左心房が収縮すると同時に開いて左心室へと血液を送り込み、また左心室が収縮すると同時に閉じて左心房へ血液が逆流しないように働いている。

構造

僧帽弁は前尖と後尖と呼ばれる二つの弁尖から成っている。このことは、心臓にある他の三弁、すなわち三尖弁大動脈弁肺動脈弁が全て三つの弁尖から成っていることと比較して特徴的である。そのため、二尖弁とも呼ばれる。 弁の先端は左心室側にあり、先端からヒモ状の腱索が出て心室壁の乳頭筋と繋がっている。弁は左心室側に開くが、閉じる際には弁が左心房側に反転しないように乳頭筋が伸縮し、腱索の緊張を起こす。

僧帽弁の疾患

脚注

  1. ^ Karen P. McCarthy, Liam Ring2 and Bushra S. Rana. Anatomy of the mitral valve: understanding the mitral valve complex in mitral regurgitation. Eur J Echocardiogr (2010) 11 (10): i3-i9. doi: 10.1093/ejechocard/jeq153

関連項目

外部リンク




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「二尖弁」の関連用語

二尖弁のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



二尖弁のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
デジタル大辞泉デジタル大辞泉
(C)Shogakukan Inc.
株式会社 小学館
JabionJabion
Copyright (C) 2025 NII,NIG,TUS. All Rights Reserved.
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの僧帽弁 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS