乳業における主な単位操作とは? わかりやすく解説

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乳業における主な単位操作

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2011/10/14 14:38 UTC 版)

乳業工学」の記事における「乳業における主な単位操作」の解説

熱交換 牛乳理において、加熱殺菌は最も重要な工程であると言える62~65で約30加熱する低温長時間殺菌法(Long Temperature Long Time=LTLT)、72~8515秒以上加熱す高温短時間殺菌法High Temperature Short Time=HTST)、120~130で1~4秒加熱する超高温殺菌法(Ultra High Temperature=UHT)とがある。 分離 遠心分離利用したクラリファイヤーにより、全脂乳からクリーム脱脂乳との分離原料乳から細菌夾雑物分離また、膜分離利用しカードからホエー分離などが行われる。空気から粉乳の分離もこれに含まれる均質化 脂肪球を細かくし、脂肪浮上分離制御することを目的とする。均質機(Homogenizer)により、牛乳高圧下でバルブの0.01mmの隙間通過させることにより、脂肪球の大きさ生乳の約1/10にする。クリーム製造においては乳化安定性粘度上昇ヨーグルト製造においてはホエー分離防止食感上のため均質化が行われる。市販乳を「ホモ牛乳」と称するのは均質機によって加工されていることを示す。 蒸発 粉乳製造時の予備濃縮や、練乳製造において行われる工程。このプラントエバポレーター称する。全脂乳では1/4、脱脂乳では1/5まで濃縮される。発生蒸気圧縮式、機械的再圧縮式、多重効用蒸発缶などの方式が採られる。濃縮乳を「エバミルク」と称するのは、字義通り「エバポレーションされた乳」の意。 乾燥 上記のように蒸発濃縮して固形分高めた濃縮乳を、ドライヤー工程で160~200高温気流10~30秒ほど晒す噴霧乾燥法により、粉乳製造する粉乳粒子直径70~100μm水分量3~4%で、保存性輸送効率向上し加えることにより原液同様に使用できる冷却 牛乳保存法令により10以下と定められている。通常殺菌の後、クーラーによって熱交換行い急冷しタンク貯蔵される生クリーム均質化急速に10以下まで冷やされるが、冷却緩慢だ結晶大きくなり、最終的な製品の品質影響与える。アイスクリーム硬化においては結晶小さく食感良くするため、-35まで急速に冷却される混合 - バターへの食塩添加ワーキングなど 結晶化 - エイジングによる、乳脂肪結晶化転換 - 乳脂肪粒状化 造粒 - 乾燥工程製造され粉乳そのままでは粒子径小さく溶解性が悪いのでインスタント粉乳調製粉乳など消費者直接使用する粉乳にはアグロメレーターで再湿・再乾燥行い粒度上げることにより水和性が高まり溶解性改善される通常造粒の後には数段階の篩が設けられており、サイズ過大若しくは過小な粉は除去される包装

※この「乳業における主な単位操作」の解説は、「乳業工学」の解説の一部です。
「乳業における主な単位操作」を含む「乳業工学」の記事については、「乳業工学」の概要を参照ください。

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