世界的企業への舵取りとは? わかりやすく解説

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世界的企業への舵取り

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/08 04:10 UTC 版)

金子直吉」の記事における「世界的企業への舵取り」の解説

明治32年1899年)、直吉当時台湾総督府民政長官後藤新平交渉し専売制目論んでいた後藤通じ台湾樟脳油販売権のうち65%を獲得虫除け必需品で、欧米にも輸出し大きな利益上げた明治35年1902年)に鈴木商店鈴木合名改組されたときには社員合名会社においては役員出資者の意味)に加えられた。明治36年1903年)に住友樟脳製造所買収福岡県大里製糖所を設立した明治38年1905年)、神戸製鋼所前身小林製鋼所を買収大正4年1915年)には米沢織物工場買収し人造絹糸事業始める(のちの帝人)。 大正3年1914年)、第一次世界大戦が始まると世界中で投機的な買い付けを行う。直吉同年11月当時ロンドン支店長の高畑誠一宛てBUY ANY STEEL,ANY QUANTITY,AT ANY PRICE.」(意訳:金に糸目をつけず、ありったけの物資買え。)と電報打ったという。ものすご勢い買い付けに、当時世間金子正気疑ったという。国内不足であったが、アメリカ向けに完成した船と引換支払いを受けるとの交渉をまとめ大きな利益得た。この利益多く企業系列傘下収め工場増やし海外にも支店網広げて鈴木商店一大コンツェルン築きあげた。これらの事業拡大資金提供していたのは台湾銀行であった貿易日本人の手にという情熱初期直吉原動力となっていたが、後にその情熱日本国内三井三菱という既成財閥に向かう。大正6年1917年11月高畑宛て書いた手紙では「戦乱変遷利用し大儲け為し三井三菱圧倒する乎、然らざるも彼等並んで天下三分する乎、是鈴木商店全員理想とする所也、小生、是が為生命を五年や十年縮小するもさらに厭うところに非ず」と記している。

※この「世界的企業への舵取り」の解説は、「金子直吉」の解説の一部です。
「世界的企業への舵取り」を含む「金子直吉」の記事については、「金子直吉」の概要を参照ください。

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