世界的動向とは? わかりやすく解説

世界的動向

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/01 23:46 UTC 版)

連帯経済」の記事における「世界的動向」の解説

連帯経済という表現使われるようになったのは最近のことであるが、特にフランスではかなり以前から、協同組合などに対して社会的経済という名称が使われていた。それに対し連帯経済という表現使われるようになったのは1990年代からであり、市民社会成熟に伴い市民社会連帯基盤として実施されるさまざまな経済活動総称する目的使われている。特に、ル・モンド・ディプロマティーク連帯経済紹介されたり、世界社会フォーラムなどで連帯経済取り扱われたりしていることから、英語圏諸国よりもフランス・イタリア・スペイン・メキシコ・ブラジル・アルゼンチン・カナダ(特にケベック州)など主にラテン系諸国でこの運動盛んに行われてきていたが、最近ではドイツ・オーストリアアメリカ合衆国でも連帯経済対す関心高まっている。また、ブラジルではルラ政権のもとで労働雇用省内に連帯経済局が設置されたり、ブラジル連帯経済フォーラムにより全国ネットワーク強化されたり、州や市町村レベル連帯経済推進のための政策実施されるなど、その発展水準目を見張るものがある。 また、アジアでも2007年10月フィリピン首都マニラ第1回連帯経済フォーラム開催され2009年11月には東京第2回連帯経済フォーラム開催された ことから、少しずつ連帯経済への関心高まっているといえるちなみに第3回2011年11月マレーシアでの開催予定されている。

※この「世界的動向」の解説は、「連帯経済」の解説の一部です。
「世界的動向」を含む「連帯経済」の記事については、「連帯経済」の概要を参照ください。

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