不易糊工業とは? わかりやすく解説

不易糊工業

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/11/09 03:33 UTC 版)

不易糊工業株式会社
Fuekinori Kougyo Co.,Ltd

不易糊工業本社・工場
種類 株式会社
略称 フエキ
本社所在地 日本
581-0053
大阪府八尾市竹渕東2丁目62番地
設立 1924年
業種 その他製品
法人番号 5122001019878
事業内容 糊・接着剤墨汁など文具の製造・販売
代表者 代表取締役社長 梶田安彦
資本金 3,000万円
外部リンク https://www.fueki.co.jp/
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フエキ糊
不易糊工業製 フエキボンド

不易糊工業株式会社(ふえきのりこうぎょう)は、大阪府八尾市に本社を置く、接着剤などの文具を製造する中小企業である。1886年創業。

概要

1895年に卓上糊の元祖「不易糊」(現在は片仮名で「フエキ糊」と表記)の開発に成功。1899年に「ヤマト糊」を誕生させたヤマトと共に、国内の糊生産をリードしてきた企業である。「フエキ糊」の他に、1925年に販売を開始した「不易墨汁」もロングセラー商品となっている。

「不易」は荀子の「萬世也」(永遠に変わることなし)に因む。永遠に変わらない品質を誇るという自信と創業者からの願いによって名付けられた。

同社の基幹商品「フエキ糊」に使われる澱粉コーンスターチを使用し、キンモクセイ香料で香り付けをしている。

沿革

  • 1886年明治19年) 八代目・足立市兵衛により、前身となる足立商店が大阪府東区(現・中央区南久宝寺町にて創業。
  • 1895年(明治28年) 「不易糊」が誕生。
  • 1924年大正13年) 足立商店を不易糊工業に改組。大阪市南区東賑町(現・中央区谷町)に本社工場を設置。
  • 1939年昭和14年) 大阪市東成区生野田島町(現・生野区田島)に生野工場を設置。
  • 1955年(昭和30年) 生野工場を廃し、大阪府八尾市竹渕(現・竹渕東)に八尾工場を設置し、本社移転。

主な商品

など。また文具以外では工匠用商品、化粧品なども製造している。

特に糊のブランドのひとつ「どうぶつのり」は、帽子を被った可愛い動物()をパッケージに使用したもので、幼稚園小学校で幅広く利用されているロングセラー商品(1975年発売開始)として知られている。この犬には長らく名前が付けられていなかったが、2008年に「フエキくん」と命名された[1]。パッケージの色は原則として黄色である。また2008年6月にはフエキくんのキャラクターライセンスビジネスを開始した[1][2]。キャラクター商品としてパッケージを糊と同一デザインにしたハンドクリーム洗顔料など、ユニークな新商品も発売されている。

脚注

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