七変化の人物たち
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/21 15:32 UTC 版)
七変化の変装人物たちを、比佐芳武脚本(千恵蔵版)の登場頻度順に示す。数字は作品順番(下表を参照)。 藤村大造(毎回):正義と真実の使徒。元怪盗で、伴内の正体。事件の真相を語り、二挺拳銃で犯罪団と銃撃戦を展開する。事件解決後は、一編の詩を残して、オープンカーで去ってゆく二枚目紳士。 多羅尾伴内(毎回):無報酬の私立探偵。伊達眼鏡と口ひげ、ひょこひょこ歩くとぼけた感じの男。 片目の運転手(1.~3.,5.~7.):名前は押川広吉(おしかわ・ひろきち/こうきち)。ハンチング帽をかぶり、右目に眼帯をしているこわもての男。片目の建築技師(4.):片目の男は毎回必ず登場するが、第4作は事件が劇場内だけで完結するので「片目の運転手」が登場せず、代替。 老いた人物(毎回変装):老巡査(1.)、老警官・和田巡査(10.)、老占い師(2.)、老浮浪者(3.)、老医師(4.,7.)、老公証人(4.)、アパートの老管理人(5.)、老私立探偵(6.)、老計理士(8.)、老保険外交員(9.)、中国の大富豪・張子銘(11.)。 手品をする人物(7回)キザな紳士(2.,10.,11.):世の中が何もかも退屈で「つまらん」を連発するが、手品とドライブやギャンブルが好きな紳士。第2作では「押川広吉」と名乗る。 奇術師:奇術師(1.)、風来坊の奇術師・天光斉(6.) 新田政吉(8.,9.):金庫破り・密輸人のやくざ者。手品もできる、通称「マジックの政」。 インドの魔術師(10.):名前は「ハッサン・カン」。アブサン(洋酒)を口に含んで火を吐く。監禁されても鉄格子を破って脱出する強烈な印象の魔人。 せむし男(3回;3.,7.,11.):伴内の鞄を背中に入れて、せむしに見せている、謎の怪人。第11作では「張子銘の子・張孔明」と名乗る。 マドロス(3回):船員くずれの波止場やくざ(5.)、船長・片倉雄吉(9.)、香港丸の船員(11.)。 占い師(2回):手相見(1.)、老占い師(2.)。 元伯爵(2回):土屋元伯爵(3.)、宝石マニアの元伯爵(5.)。 謎の東洋人(2回):アラブの宝石鑑定士スリマン・ベンガジ(5.)、インドの魔術師ハッサン・カン(10.)。 異国の大富豪(2回):王介雲(9.)、香港から再来日した大富豪・張子銘(ちょう・しめい)(中国の大富豪)(11.)。 横川権吉(1回;7.):北海道のボス、通称「ハッパの権」。頬にダイナマイト爆破でできた醜い火傷の傷がある。アイヌのマキリが武器。 その他(1回):新聞記者(1.)、大学の研究員(2.)、万年筆売り(2.)、腹話術師(3.)、舞台の背景係(4.)、幽霊男(仮面;4.)、アイヌの軽業師「山岡アイン」(6.)、心霊術者(6.)、野球コーチ・レッドソックスの三塁コーチ(7.)、パウロ神父(8.)、気狂いの元軍人「源清盛」(8.)、長髪の画家(10.)、競馬師(10.)。
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