アイヌのマキリ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/07/27 05:30 UTC 版)
北海道全域のアイヌの各部族も「武具ではない、主に狩猟や漁に用いる小型の刃物」を指す言葉として“マキリ”の語を用いている。 それらのマキリの中でも特に小型で女性用、又はアイヌ男性によってアイヌ女性に贈られたマキリを特別に「メノコマキリ」と呼び分けることもある。 それらのマキリはイタヤカエデの様な比較的硬い木や鹿角を材料としたアイヌ独自の装飾が施された鞘や柄を持ち、その装飾のなかでもウロコ彫りと呼ばれる地模様は他に類を見ないアイヌ独自の手法で彫られる。 鞘や柄の形態や装飾はアイヌの部族によって異なり桜の皮で縫い合わされたもの、水抜き用の穴があるもの、木や角製の根付がつくものなど様々な種類がある。
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