一族・組織
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/07 22:30 UTC 版)
墨村家・雪村家 間流結界術を使い烏森の守護を行う家系。本家以外に異能者はほぼいない。他の結界術の流派と、墨村家・雪村家との繋がりは不明。 元々は間時守が宙心丸を封印するために見所のある異能者を自分の弟子として育成したうちの2人の家系であり、当初は3家系以上あったようであるが、何らかの事情でこの2か家系のみが守護を行うことになった。 なお、正統継承者になるにはある一定の条件を満たすことでなる模様で、現れ方は一定ではない。同じ兄弟の間に2人方印がでたり、何世代にもわたって方印が出なかったこともあるという。正統継承者でも烏森の影響を受ける度合いが人によって違う(正守の調べによると、時子、良守が烏森の影響が強く出ていると思われ、特に良守は歴代でもとび抜けて影響を受けている)。正当後継者の選定条件とは、烏森の地に封印された宙心丸が第一印象で気に入った者に方印が出る様、間時守によりまじないがかけられていたのが真相。 両家は長年いがみ合ってきたが、それも実は時守の策略で、両家が切磋琢磨することで力を磨くようにするためであった。 裏会(うらかい) 裏会を参照。 黒芒楼(こくぼうろう) 烏森を狙う妖の集団であり、黒芒にある城の名前。中核を担う妖の殆どが人間に化けており、裏会最高幹部からも一目置かれている。構成員は妖でありながら人間のように独自の社会集団を形成している。姫以外の全員の名前に色が入っている。表向きは姫がリーダーとなっているが実質のリーダーは白である。 扇一族(おうぎいちぞく) 風を操る異能者の一族。一族のうち8割が異能者でその数は3桁になるほど。風を使って飛ぶことができるのは一族でも上位の術者だけ。最上位になれば天候を操ることも可能らしい。裏会ではなく、扇一族に仕えている異能者もかなりの数にのぼる。 扇一郎・二郎・三郎・四郎・五郎・六郎は体を改造しているため、異様な姿となっている。 扇一郎主導の元、墨村家(正守)の失脚と神佑地狩りに向け暗躍していた。本家筋以外でもいくつかの神佑地を管理しており、それを使って神佑地狩りの実験をしているが失敗していた。後に奥久尼にはめられ、風源寺に身を隠すも、同じ身内である七郎に殺された。 十二人会の竜姫曰く、扇一族の男は基本的に女難らしい。 扇一郎の子供達が七人兄弟なのはどこかの国の伝説からとのこと。 夕上家(ゆうがみけ) 自身の血が呪力の依所であり、血を操ることが出来る家系。自分の血液が全身を流れているので肉体が常人より丈夫である。自分の血液を自由に扱えるので、ネクタイやハンカチなどにして形を与えたり、その血で式神に近い存在のものを作り出すことができる。 長子は代々神佑地を守護する役目を持っていたが、神佑地狩りの被害に遭ってしまった。 逢海兄弟(おうみきょうだい) 精神支配系能力を使う異能者の兄弟。精神支配系能力の応用により、自身の精神を他の肉体に移し替える能力を持ち、それを続けることで生き長らえている。極短時間に限ればどんな生物にも乗り換えられるが、長く乗り移るには相性・適性(少なくとも人間の同性でなければ拒絶反応が出る)が必要であり、スペアの肉体を常に確保している。
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