ローレンス・ゴードン
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ローレンス・ゴードン Lawrence Gordon |
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生年月日 | 1936年3月25日(86歳) |
出生地 | ミシシッピ州 ヤズーシティ |
職業 | 映画プロデューサー |
著名な家族 | チャールズ・ゴードン (弟) |
主な作品 | |
『プレデター』 『ダイ・ハード』シリーズ 『トゥームレイダー』シリーズ 『ヘルボーイ』シリーズ 『ウォッチメン』 |
ローレンス・ゴードン(Lawrence Gordon、1936年3月25日 - )は、アメリカ合衆国の映画プロデューサー。主にアクション映画をプロデュースすることで知られる。
人物
ミシシッピ州ヤズーシティで生まれ、ベルツォーニで育つ。ルイジアナ州ニューオーリンズのチューレーン大学卒業。ロサンゼルスに移った後はアーロン・スペリングの下でキャリアを積んだ。ゴードンは着々と出世し、1980年代前半にはスペリングと共同でテレビシリーズ『Matt Houston』を製作した。
1984年から1986年までは20世紀フォックスの社長を務めた。
彼は次に、弟で同じく映画プロデューサーのチャールズ・ゴードンと共に、日本ビクターの支援の下でラルゴ・エンタテインメントを設立した。日本の企業が本格的に映画会社に投資したのはこれが初めてだったので当時話題となった。1989年にはアカデミー作品賞にノミネートされた『フィールド・オブ・ドリームス』をプロデュースした。
ゴードンはラルゴ・エンタテインメントの下で『ハートブルー』(1991年)、『G.I.ジェーン』(1997年)、『狼たちの街』など、全部で23本の映画を製作した。
また、ゴードンはユニバーサル・ピクチャーズの傘下のローレンス・ゴードン・プロダクションズでも映画を製作している。主な作品に『ジャンピン・ジャック・フラッシュ』(1986年)、『ブギーナイツ』(1997年)、『ミステリー・メン』(1999年)、『トゥーム・レイダー』シリーズ、『ヘルボーイ』シリーズ、『ウォッチメン』(2009年)などがある。
3人の息子がおり、うち一人は、ミュージシャンで映画プロデューサーのジョージ・ジョゼフ・ゴードンである。
主なフィルモグラフィ
製作
- ストリートファイター Hard Times (1975)
- ジ・エンド The End (1978)
- ザ・ドライバー The Driver (1978)
- ウォリアーズ - The Warriors (1979年)
- ザナドゥ Xanadu (1980)
- 結婚しない男 Paternity (1981)
- 48時間 48 Hrs. (1982)
- 新・ジキル博士とハイド氏 Jekyll and Hyde... Together Again (1982)
- ストリート・オブ・ファイヤー Streets of Fire (1984)
- マイナー・ブラザース/史上最大の賭け Brewster's Millions (1985)
- コマンドー Commando (1985)
- ジャンピン・ジャック・フラッシュ Jumpin' Jack Flash (1987)
- プレデター Predator (1987)
- ダイ・ハード Die Hard (1988)
- K-9/友情に輝く星 K-9 (1989)
- フィールド・オブ・ドリームス Field of Dreams (1989)
- ロックアップ Lock Up (1989)
- ファミリービジネス Family Business (1989)
- ダイ・ハード2 Die Hard 2 (1990)
- 48時間PART2/帰って来たふたり Another 48 Hrs. (1990)
- プレデター2 Predator 2 (1990)
- ロケッティア The Rocketeer (1991)
- ウォーターワールド Waterworld (1995)
- デビル The Devil's Own (1997)
- イベント・ホライゾン Event Horizon (1997)
- ミステリー・メン Mystery Men (1999)
- トゥーム・レイダー Lara Croft: Tomb Raider (2001)
- 光の旅人 K-PAX K-PAX (2001)
- トゥームレイダー2Lara Croft Tomb Raider: The Cradle of Life (2003)
- ヘルボーイ Hellboy (2004)
- ヘルボーイ/ゴールデン・アーミー Hellboy II: The Golden Army (2008)
- ウォッチメン Watchmen (2009)
製作総指揮
- デリンジャー Dillinger (1973)
- ローリング・サンダー Rolling Thunder (1977)
- グレートスタントマン Hooper (1978)
- The Renegades (1982)
- リバイアサン Leviathan (1989)
- ブギーナイツ Boogie Nights (1997)
- K-911 K-911 (1999)
- K-9 はみだしコンビ大復活! K-9: P.I. (2002)
脚注
外部リンク
- Lawrence Gordon - IMDb(英語)
- NY Times
ローレンス・ゴードン
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初作『ソウ』の主人公で、同作のゲームの被験者の1人。外科医師。『ソウ ザ・ファイナル3D』でゲームの生存者として再登場する。 『ソウ』において、バスルームに足枷で繋がれ、「制限時間内に同じく捕らわれた男・アダムを何らかの手段で殺せなければ、妻子は殺され自らも脱出できずに餓死する。」というゲームにかけられた被験者。当然最初は躊躇していたが、家族の悲鳴を聞き続けたことで追い詰められ半狂乱となり、用意されていた糸鋸で自らの右足首を切断し足枷から逃れる。それでもアダムを殺さず、助けを呼ぶためにバスルームを脱出。その後の生死は不明だった。(『ソウ』)。しかし、出血多量で気を失っているところをジョンに助けられて生還しており、さらにゲームの影の協力者であったことが『ソウ ザ・ファイナル3D』で判明する。その存在はアマンダとホフマンにも知らされていなかった。 元は冷然とした性格で、良くも悪くも医者としての診療行為を単なる仕事として割り切っており、特に患者と感情を通わせることもなく淡々と職務を行っていた。また、仕事を第一として家庭を蔑ろにし、不倫もしていた。ジョンは患者の1人で、彼の癌を発見し余命告知したのがゴードンだった。 命の重さや家族の大事さを知るためとしてゲームにかけられ、生還後はジョンの真意を理解し更生し、その後は進んでジョンを補佐する。ジョンを再生の恩人として尊敬し、ジョンもまた彼を元妻のジル以外で唯一信頼できる人物として接し、自分の死後にジルを通して渡したビデオで「ジルを見守ってほしい」と遺言を遺していた。登場こそしないが設定上では『ソウ2』の冒頭からゲームにも関与しており、『ソウ3』ではジョンに同僚のリン・デンロン医師を推薦する等、医学知識の助言やジョンでは実行できない手術等の医療技術を担当していた。 『ソウ ザ・ファイナル3D』ではジョンの生前からアマンダとホフマンを密かに監視していたことが明らかにされる。特にジョンの死後、ホフマンが跡を継ぐと脅迫めいた警告文を送りつけていた。彼が警察署を襲撃し、ジルを殺害したことでジョンの懸念が現実になったと確信する。ジルへの報復を終えて油断していたホフマンをライアンとブラッドの協力の元に襲撃し拉致、自身のゲームの現場であり、1作目の舞台であるバスルームに監禁する。そして脱出に必要な糸鋸などを一切与えずホフマンに「Game Over(ゲームオーバー)」と言い放ち、バスルームから立ち去った。 演じるのはケイリー・エルウィス。日本語吹き替えは大塚芳忠。
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