マーク・ホフマン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/08 22:50 UTC 版)
ジグソウによる事件の担当刑事。登場は『ソウ3』からだが、『ソウ』の時点からジグソウの後継者(共犯者)として一連の事件に関わっていたことが後に明かされる。 かつて妹を殺したセス・バクスターへ復讐するため、当時既に世間を騒がせていたジグソウの犯行手口を模倣したゲームをセスに仕掛けて殺害する。そのため、ジョンに「劣悪な模倣である」として拉致され、「殺人と更生の違い」を探求してみるか選択を強いられる。これに同意して、ジョンの後継者および共犯者となり、刑事という立場を利用した情報提供、被験者の誘拐、装置の調整を行っていた(『ソウ5』)。 『ソウ3』においてジョン及びアマンダが死亡すると、後継者としてゲームを行うようになる(『ソウ4』)。アマンダと違い、ジョンの意志を継いでいるかに見えたが、ゲームの被験者の人選を「成功率が極めて低い」ものにしたり、最低でも一人が死ぬゲームをするようになり、ゲームの実行に悦びを感じるようになっていく。そして防衛行動としてではなく、自身を追う者は例え同僚でも容赦なく殺害し始める(『ソウ5』『ソウ6(小説版)』)等、快楽殺人者としての本性が顕わになる。また、アマンダのゲーム失敗も、ゲームの単独支配を企むホフマンが「リン・デンロン医師を殺さなければジルの流産に関わっていた事をジョンに伝える」と脅迫した結果であった。 ジョンは早くからホフマンの本質を見抜き、自分の死後の彼の行動もある程度予期していた。自身の司法解剖の際に胃から見つかったテープでも『試されることなく立ち去るつもりか?』とホフマンに警告していた。その後、ジルにいざという時は、ホフマンをゲームにかけるよう遺言を残し、ジルは遺言に従ってホフマンをヘッドギア・トラップにかけるが、ホフマンは自らの片手を潰すことで顔面を負傷しながらも生還する(『ソウ6』)。そして報復としてジルが保護されていた警察署を襲撃する。多数の警官を殺害した上に、旧型ヘッドギア・トラップでジルを殺害した。 すべての証拠を隠滅して逃亡を図ろうとしたが、ジョンの遺言を受け取っていたローレンス・ゴードンと冒頭のゲームの生還者であるライアンとブラッドによって襲撃、拉致される。1作目のバスルームに1作目と同様に足枷をはめられ、脱出に必要な糸鋸はゴードンによって部屋の外へ放り出され、閉じ込められるという末路を辿った(『ソウ ザ・ファイナル3D』)。 ホフマンの名は『ソウ3』製作前に亡くなった製作者であるグレッグ・ホフマンを哀悼する意味で名付けられマークは製作のマーク・バーグから名付けられた。 なお、劇中でホフマンが武器としてナイフを多用するのは、演じたコスタスがケリー刑事役のディナ・メイヤーと共にスパイ役で主演した映画「サブマリン・アタック」のブリジット・バーコ演じる敵役シモーネ・シャリアが武器としてナイフを使用するためである。ちなみに、ホフマンとシモーネが使用するナイフの型は同じで『ソウ6』には「シモーネ」という人物も登場する。 演じるのはコスタス・マンディロア。日本語吹替えは仲野裕。
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