ソウ4
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/12/28 21:12 UTC 版)

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ソウ4 | |
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SAW IV | |
監督 | ダーレン・リン・バウズマン |
脚本 | パトリック・メルトン マーカス・ダンスタン |
原案 | パトリック・メルトン マーカス・ダンスタン トーマス・フェントン |
製作 | マーク・バーグ グレッグ・ホフマン オーレン・クールズ |
製作総指揮 | ピーター・ブロック ジェイソン・コンスタンティン ダニエル・J・ヘフナー ステイシー・テストロ ジェームズ・ワン リー・ワネル |
出演者 | トビン・ベル コスタス・マンディロア スコット・パターソン ベッツィ・ラッセル リリク・ベント アシーナ・カーカニス ジャスティン・ルイス マーディ・アダムズ |
音楽 | チャーリー・クロウザー |
主題歌 | X JAPAN「I.V.」 |
撮影 | デヴィッド・A・アームストロング |
編集 | ケヴィン・グルタート |
製作会社 | ツイステッド・ピクチャーズ |
配給 | ![]() ![]() |
公開 | ![]() ![]() ![]() |
上映時間 | 92分 96分(ディレクターズカット版) |
製作国 | ![]() |
言語 | 英語 |
製作費 | $10,000,000 |
興行収入 | $139,352,633[1] |
前作 | ソウ3 |
次作 | ソウ5 |
『ソウ4』(SAW IV)は、2007年に公開されたアメリカ映画。『ソウ』シリーズの4作目。日本ではR15+指定。
概要
前作『ソウ3』とほぼ同じ時間軸を描くサイコスリラー映画。
1作目から脚本を担当してきたリー・ワネルが本作からはジェームズ・ワンと共に製作総指揮に回り、『ザ・フィースト』のパトリック・メルトンとマーカス・ダンスタンが新たに脚本家として起用された。
ストーリー
連続猟奇殺人鬼ジグソウことジョン・クレイマーと助手のアマンダの死後、ジョンの遺体を解剖していた検視官が、胃の中から一本のカセットテープを発見する。
慌てた検視官は、すぐさまジグソウ事件を担当しているホフマン刑事に連絡。再生されたテープには「自分の死で、すべてが終わったと思わないことだ」という不気味なメッセージが録音されていた。
一方、ジグソウ事件と関わってしまい、その後仲間を次々と失ったSWATの隊長・リッグは、自宅にいるところを何者かに昏倒させられ、気がつくとジグソウの新たなる被験者として異常なゲームに巻き込まれていた。 今回、ジグソウに裁かれるのは売春斡旋業者や強姦魔などの悪党たち。しかも、過去にどこかで必ずリッグと関わっていたのだ。
リッグによるゲームが進行する中、FBIのストラム捜査官は、事件解決の糸口としてジョンの元妻であるジルの尋問を開始する。そして、その証言から、ジョンの意外な過去が明らかになる。
いったい、誰がゲームを支配しているのだろうか。
登場人物
殺人鬼
- ジグソウ / ジョン・クレイマー
- 演 - トビン・ベル、日本語吹替 - 石田太郎
- 殺人鬼ジグソウと呼ばれる男。もとは建築と機械工学に精通した実業家だった。
ゲーム参加者
- ダニエル・リッグ
- 演 - リリク・ベント、日本語吹替 - 谷昌樹
- SWATの隊長でたたき上げの警官。妻とは上手くいっておらず、離婚寸前。ついにジグソウの「被験者」として選ばれてしまう。
- マーク・ホフマン
- 演 - コスタス・マンディロア、日本語吹替 - 仲野裕
- 事件の担当刑事。エリックと抱き合わせてゲームの参加者になってしまう。
- エリック・マシューズ
- 演 - ドニー・ウォルバーグ、日本語吹替 - 田中正彦
- 刑事。2作目でゲームに巻き込まれ、そのまま半年間監禁されていた。今作で再びゲームに参加する。
- アート・ブランク
- 演 - ジャスティン・ルイス、日本語吹替 - 木下浩之
- 弁護士。リッグやホフマンと言い争っていた。冒頭のゲームに参加。
- ブレンダ
- 演 - サレイン・ボイラン、日本語吹替 - 新田万紀子
- 少女売春の斡旋をしていた女性。ゲーム参加者。
- アイヴァン・ランズネス
- 演 - マーティ・アダムズ、日本語吹替 - 不明
- 婦女暴行し、アートの弁護で無罪放免になった男性。ゲーム参加者。
- モーガン
- 演 - ジャネット・ランド、日本語吹替 - 不明
- レックスの妻。夫の暴力に怯え、夫の言いなりになっていた。ゲーム参加者。
- レックス
- 演 - ロン・リ―、日本語吹替 - 不明
- モーガンの夫。娘を虐待し、学校で事情聴取を受ける。ゲーム参加者。
警察
- ピーター・ストラム
- 演 - スコット・パターソン、日本語吹替 - 石塚運昇
- FBI捜査官。現場を見て、ジグソウにはアマンダ以外の協力者がいることに気付く。ジルの尋問を担当し、その後は「ゲーム」を追跡する。
- リンジー・ペレーズ
- 演 - アシーナ・カーカニス、日本語吹替 - 甲斐田裕子
- FBI捜査官でストラムの相棒。ストラムと共に事件を調査し、ジグソウから不気味なメッセージを受け取る。
- アダム・ヘフナー医師
- 演 - ジェームズ・バン・パッテン、日本語吹替 - 不明
- 検死医師。
その他の関係者
- ジル・タック
- 演 - ベッツィ・ラッセル、日本語吹替 - 土井美加
- ジョンの元妻。麻薬の再生施設の院長をしている。
- 彼女によってジョンの過去が語られる。
- セシル・アダムス
- 演 - ビリー・オーティス、日本語吹替 - 不明
- ジョンの妻であったジルの診療所に通う麻薬中毒患者。ジルを流産させてしまう。
- トレバー
- 演 - ケヴィン・ラシュトン、日本語吹替 - 不明
- 冒頭のゲーム参加者。アートと共にゲームに参加させられる。
- ジェーン
- 演 - Aliso・Luther、日本語吹替 - 不明
- モーガンとレックスの娘。父親から虐待を受けている。
- ジェフ・レインハート
- 演 - アンガス・マクファーデン(カメオ出演)、日本語吹替 - 後藤敦
- 3作目でゲームの被験者となった男性。アマンダを射殺し、ジョンをチェーンソーを使って殺害した。クライマックスで意外なところに現れる。
- リン・デンロン
- 演 - バハー・スーメク(カメオ出演)、日本語吹替 - なし
- 3作目でゲームの被験者となった女性。トラップにより命を落とす。
- アリソン・ケリー
- 演 - ディナ・メイヤー(カメオ出演)、日本語吹替 - なし
- 刑事でFBI連絡員。リッグとエリックの同僚。前作でトラップにより死亡し、序盤で死体となって発見される。
- アマンダ・ヤング
- 演 - ショウニー・スミス(カメオ出演)、日本語吹替 - 幸田夏穂
- ジグソウ後継者の候補だったが、「テスト」に失敗し命を落とした女性。
- マーク・ウィルソン
- 演 - ポール・GUTRECHT(カメオ出演)、日本語吹替 - 不明
- 1作目のゲーム参加者。トラップにより命を落とす。
- ダニエル・マシューズ
- 演 - エリック・ナドセン(カメオ出演)、日本語吹替 - なし
- 2作目のゲーム参加者。エリックの息子。ゲームに生還する。
- アディソン・コーデイ
- 演 - エマニュエル・ヴォージア(カメオ出演)、日本語吹替 - 不明
- 2作目のゲーム参加者。トラップにより命を落とす。
- ガス・COlYARD
- 演 - トニー・ナッポ(カメオ出演)、日本語吹替 - 宇垣秀成
- 2作目のゲーム参加者。トラップにより命を落とす。
- マイケル・マークス
- 演 - ノーム・ジェンキンス(カメオ出演)、日本語吹替 - 不明
- 2作目のゲーム参加者。トラップにより命を落とす。
スタッフ
- 美術&二班監督:デヴィッド・ハックル
- 衣装:アレックス・カヴァナー
- 特殊メイク:フランソワ・ダジュネ
- 特殊メイクアシスタント:デイモン・ビショップ
- 特殊造形:ニール・モリル、パトリック・バクスター
- 特殊効果:ティム・バラボール、トム・ホワイト
- 視覚効果監修:ジョン・キャンファンズ
- 視覚効果:スウィッチVFX
- キャスティング:ステファニー・ゴリン
- 主題歌「I.V.」:X JAPAN
各国のレイティング
- アメリカ:R(17歳未満保護者同伴必須)(※95分版)
- 日本:R-15(※93分版)
- 台湾:R-18
- 香港:III(18歳未満禁止)
- シンガポール:R21
- イギリス:18
- ドイツ:18
- カナダ:18A
- フランス:-18
- オーストラリア:MA(15歳未満禁止)
- ノルウェー:18
- アイルランド:18
- フィンランド:K-18
- デンマーク:16
メディアミックス
- 小説『ソウ4』(著:行川渉、出版:角川書店「角川ホラー文庫」)
- オリジナルサウンドトラック『Saw IV』(レーベル:Adrenaline)
- コミック『ソウ4』(※前売り券特典)
- DVD『ソウ4 DTSエディション』(販売元: 角川エンタテインメント)
脚注
- ^ “Saw IV”. Box Office Mojo. インターネット・ムービー・データベース. 2011年9月29日閲覧。
外部リンク
ソウ4
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/11/21 15:32 UTC 版)
『ソウ4』ではダニエル・リッグ巡査が自宅アパートで襲撃され意識を失った後、目覚めた時に登場した。リッグがトイレのドアを開けたことでテレビにつけられたトリガーワイヤーが引っ張られて外れると、テレビ画面に表示されリッグにゲームを説明する。部屋を出ると、彼の最初のテストのメッセージが流され、リッグの目の前にいる頭皮を剥ぐ機械に入れられた女性(ジグソウは犯罪者と見なしている)について言及する。 捜査官のピーター・ストラムとリンジー・ペレーズは、後に学校のある部屋でろうそくで囲まれた椅子に座っているビリーを発見する。人形の首に掛けられたマイクロカセットレコーダーから、ペレーズは彼女の相棒のストラムが間もなく罪のない人間(後にストラムはジェフ・レインハートを射殺する)の命を奪うこと、そして彼女の次の行動が重要であることを知る。そしてビリーの目がペレスに向けられ、「ドアを開けろ」と小声でメッセージが繰り返され始める。彼女がメッセージを聞き取ろうと人形に寄りかかったその時ビリーの顔が爆発し、彼女の顔と首に金属片を浴びせる。ペレーズはストラムの腕の中に倒れ込み、ビリーは笑い出す。 ジグソウのフラッシュバックもあり、生まれる前の息子ギデオンへの贈り物として、ジル・タックにビリーの威圧的ではない初期バージョンを与えている。トビン・ベルのインタビューでは、これがビリーの起源に関するストーリーの始まりであり、彼の三輪車と同様に将来のソウ映画で描くことを明らかにした。
※この「ソウ4」の解説は、「ビリー人形」の解説の一部です。
「ソウ4」を含む「ビリー人形」の記事については、「ビリー人形」の概要を参照ください。
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