ラートリー家関係者
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 16:42 UTC 版)
「約束のネバーランド」の記事における「ラートリー家関係者」の解説
ラートリー家とそれに関連する人々。ラートリー家は1000年前鬼と『約束』を結んだ一族で、二世界間の調停役として約束を代々受け継いできた。 ウィリアム・ミネルヴァ / ジェイムズ・ラートリー 声 - 加瀬康之 ウィリアム・ミネルヴァはグレイス=フィールドハウスに本を寄贈する際の偽名で、本名はジェイムズ・ラートリー。 ラートリー家第35代当主。しかし、食用児たちに犠牲を強いる理不尽な仕組みに耐えかね、ウィリアム・ミネルヴァという偽名を名乗り、食用児に未来を選ぶきっかけを与えるため、農園に納める本に細工を施し、子供達に安全なシェルターや集落、人間の世界へ渡る為のエレベーターなどを提供しようとした。 しかし、腹心だった弟・ピーターの裏切りで一族から命を狙われ、ゴールディ・ポンドにある人間世界へのエレベーター横の電話に、脱走した食用児へ向け録音したメッセージを残す。その後、エレベーターは塞がれ、ゴールディ・ポンドは猟場と化す。最終的には実弟のピーター達によって始末された。 ミネルヴァの支援者は他にもおり、危険だが4つの高級農園内には塞がれる心配の無い人間の世界への道があり、そこから逃げたければ支援者を向かわせるとしている。また、自ら壊しはしないが、食用児が『約束』を壊したければその選択を阻まないとの事。そのどちらでも無い未来を選ぶ場合は、『七つの壁』を探すようにと伝えた。 ピーター・ラートリー 声 - 細谷佳正 ウィリアム・ミネルヴァの実弟。ラートリー家第36代当主。食用児が人間の世界に来る事を阻む。 兄と異なり、人間世界の安寧のために食用児達の犠牲はやむなしと考える。当初は兄に協力していたが、ゴールディ・ポンドの大規模集落を蜂起した食用児の拠点と見なして危険視し、兄の抹殺を謀る。また、密かに食用児を狩っていたバイヨンに集落の存在を話したようである。 ノーマンが出荷される際に新しい「父親」として現れ、研究目的で彼をΛ7214へ送る。成人しているようだが、本人曰くノーマンとは父親というには年が近過ぎるとの事。 猟場で密猟者の鬼達が全滅し、緊急破壊装置が作動したことで猟場にグレイス・フィールドの食用児がやってきた事を察知し、部下を送って食用児の抹殺を図る。しかし、部下のアンドリューの報告から兄の協力者の妨害で食用児を見つけられず、アンドリューに食用児と協力者全員の抹殺を指示する。 GFに戻ってきたエマ達によって追い詰められ、グランマ・イザベラを筆頭としたママやシスター達からも裏切られたことで打つ手を無くし、エマから和解を求められる。しかし「鬼の世界も人間の世界も変わらない」と言い残し自害を図る。 アンドリュー ピーター・ラートリーの部下。褐色の肌でメガネをかけた男性。 指で「トントン」とリズムを刻むような癖がある。ピーターの指示で脱走した食用児全員の処分を任されるが、40人以上の子供達の偽の痕跡を作ったミネルヴァの支援者によって語導され、エマ達は難を逃れる。このことをピーターに伝え、報告を受けたピーターから、食用児だけでなく協力者全員の抹殺を任される。その後、フィルが送られたプラントに足を運び、フィルから話を聞こうとする。 長らくシェルターの正確な所在地は突き止められずにいたが、エマにはこの1年9カ月の間に支援者を全員殺したと語る。エマ達が七つの壁の情報を揃えた頃にシェルターを発見し、食用児全員を殺処分するために部下と共にシェルターに乗り込み、食用児2人を射殺する。その後、ユウゴとルーカスの足止めと彼らが仕掛けた可燃性ガスの爆発に巻き込まれ部下が全滅するも、瀕死の重傷を負いながらもエマ達を追う。アリシアを人質に取った上に食用児4人を殺し、ユウゴとルーカスが死んだ事をエマ達に語るが、後方から襲ってきた野良鬼に食い殺されてしまう。 食用児を自分達と同じ人間だとは考えていないらしく、エマが当たり前の日常を守りたいだけという発言に対し「食用児には最初からそんなものは存在しない」と返すが、皮肉にも自身が鬼の餌となる最期を迎えた。
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