ユーノス800
1993年10月にデビューした。マツダの最高級車であるセンティアの1ランク下に位置するクルマで、世界で初めてミラーサイクルエンジンを実用化したのが注目点だった。このエンジンはリショルム・コンプレッサーと呼ぶスーパーチャージャーを組み合わせ、性能に比較して低燃費であるというのが特色。ミラーサイクル・エンジンを載せたモデルの発売は93年11月で、10月の時点では通常型のV6・DOHC・24バルブの2.3Lと2.5Lの2機種だった。
サスペンションは4輪マルチリンクで、電子制御の4WSを採用。駆動方式はFFだけ。サイズは、ホイールベース2745mm、全長4825mm、全幅1770mmだった。ユーノス800の意味は、ユーノスチャンネル販売車からとったもので、800は車格を表していた。
96年6月、運転席・助手席SRSエアバッグ、ABSの標準装備、ヘッドランプはプロジェクター方式からマルチクリスタル方式に改めて照度アップなどの改良をはかった。ミレーニア、同Sというモデルをシリーズに追加した。
マツダ・ミレーニア
(ユーノス800 から転送)
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ミレーニア(Millenia)は、かつてマツダが生産・販売していたセダン型の乗用車である。
- ^ デアゴスティーニジャパン 週刊日本の名車第48号23ページより。
- ^ “ミレーニア(マツダ)のカタログ”. リクルート株式会社 (2020年1月27日). 2020年1月27日閲覧。
- ^ デアゴスティーニジャパン週刊日本の名車第48号23ページより。
- 1 マツダ・ミレーニアとは
- 2 マツダ・ミレーニアの概要
- 3 関連項目
ユーノス800
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「マツダ・ミレーニア」の記事における「ユーノス800」の解説
1993年10月、ユーノス800は、マツダ「5チャンネル化」によって誕生したユーノスのフラグシップモデルである。キーワードは「十年基準」。 V6エンジン搭載の前輪駆動中型セダンで、量産車初のミラーサイクルエンジン(KJ-ZEM)を始め、リショルム・コンプレッサ式スーパーチャージャー、4WS、両席エアバッグ、ABS、TCS、アルミボンネット、ハイレフコート塗装、ソーラー・ベンチレーション・システムなどの専用豪華装備が搭載されている。プラットフォームはユーノス800用に新規に作られたマツダ・TAプラットフォームが用いられている。 ユーノスブランドでの発売だったが、ユーノス店と同時にマツダ店でも併売されていた。 1995年8月、特別限定車「25Fミレーニア」を設定。 1996年6月、マイナーチェンジ。正式名称が「マツダ・ユーノス800」となり、リアエンブレムも「EUNOS800」と「MAZDA」が併記されるようになった。時代の要請に応え両席エアバッグを標準装備とする。同時に、コストダウンの為かアルミボンネットがスチール製へ変更された。グレードの整理も行われ、ミラーサイクルエンジン搭載車が「MC」の1グレードになった。また、2.5L廉価グレードが「ミレーニア」と名付けられ、翌年に行われる名称変更の前支度となった。 1997年7月、ユーノス店の廃止により、北米と同じマツダ・ミレーニアに改名した。 マツダの北米向け高級ブランド「アマティ」でも導入する予定であったが、アマティ設立計画自体が白紙になってしまったため、このブランドで発売されることはなかった。また欧州では「Xedos 9」(クセドス9)として販売された。マツダでのクラスは「9」であるが、929(センティア)やMS-9など後輪駆動の系列ではなく、前輪駆動である。
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