KJ-ZEM
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2018/12/27 15:53 UTC 版)
「マツダ・K型エンジン」の記事における「KJ-ZEM」の解説
2.3L(2,254cc)量産車としては世界初のミラーサイクルエンジン。リショルム・コンプレッサで過給。吸気バルブを従来のエンジンに比べ約30°ほど遅閉じにすることで有効圧縮比を7.6に落としている。膨張比は10である。これにより3Lエンジン並の動力性能と2Lエンジン並の燃費性能を持つとされた。吸気バルブ遅閉じによるポンピングロス軽減も存在するが、リショルム・コンプレッサを信頼性確保の観点から常時駆動させておりロスがあるため燃費への影響はほぼ相殺されるとしている。リショルム・コンプレッサをバンク内に設置するために、シリンダーヘッドは大幅に変更されており、スペースを確保するために動弁系はシリンダーのセンターに対して外側に移動している。そのため、吸気バルブは垂直に近い角度までに立てられている。ユーノス800 / ミレーニアに搭載された。 2.3L DOHC 24バルブ 動弁機構:DOHC 吸気2 排気2 排気量:2,254 cc 内径×行程:80.3 mm×74.2 mm 圧縮比(膨張比):10 (有効圧縮比は7.6) 最高出力:220 PS/5,500 rpm 最大トルク:30.0 kg・m/3,500 rpm
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