モントローズ侯の行軍とは? わかりやすく解説

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モントローズ侯の行軍

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/12/07 03:57 UTC 版)

インヴァロッヒーの戦い (1645年)」の記事における「モントローズ侯の行軍」の解説

モントローズ侯爵長老派教会長老制)を重視するスコットランド国民盟約盟約派)は、宗教政策巡り監督制押し付けたチャールズ1世戦い主教戦争)、和睦した後はどうすべきか方針二分された。チャールズ1世から監督制撤回取り付けた後は彼に忠誠を誓うモントローズ侯と、国王干渉排除しスコットランド支配目論むアーガイル侯爵アーチボルド・キャンベル対立したのである後者第一次イングランド内戦チャールズ1世と戦うイングランド議会派と同盟を結び1643年厳粛な同盟と契約締結リーヴェンアレクサンダー・レズリー率い援軍イングランドへ派遣反対した前者チャールズ1世の下へ向かい忠誠誓い盟約派打倒すべくスコットランドへ戻り挙兵した。 1644年モントローズ侯はアイルランド・マクドナルド氏族首長アイルランド貴族アントリム伯ランダル・マクドネル(英語版)と親戚のアラスデア・マッコーラ(英語版)と組んで平定作戦開始した1月イングランド北部徴兵3月王党派ハントリー侯爵ジョージ・ゴードン英語版)がスコットランド北東アバディーン占領した出来事呼応4月国境越えてスコットランド南部都市ダンフリーズ到着した。ところが盟約派素早く鎮圧軍を派遣したため王党派合流阻止され挙兵尻すぼみ終わったが、イングランド国境カーライル退いたモントローズ侯抵抗続けアイルランドから1100人の援軍連れてスコットランド上陸したアントリム伯とマッコーラに合流すべく、僅か3人だけで変装して再び国境越えて隠密に北上した8月スコットランド中部テイ流域の町ブレア・アソル英語版)でアイルランド軍合流したモントローズ侯一族ハイランド地方から兵を集めたが数が少ない上装備貧弱指揮系統バラバラという多数の不安要素抱えていた。にも拘らずパース進軍したモントローズ侯9月1日盟約派のエルチョ卿デヴィッド・ウィームズ(英語版)に戦い挑み、2対1という戦力差を覆して勝利(ティパミュアの戦い英語版))、パース入城した戦後王党派加勢したことで増強された軍勢率いたモントローズ侯盟約派奪回されたアバディーン目指し更に北上焦ったアーガイル侯盟約派追跡隊放ったが山や沼など自然地帯へ潜伏する王党派捕らえられず、モントローズ侯の軍は追跡をかわしながらアバディーン戦い英語版)で再び盟約派の軍を破りアバディーン略奪して北へ引き上げた山中に姿をくらましたモントローズ侯冬の山越え敢行スコットランド西部アーガイル・アンド・ビュート現れ略奪行い盟約派動揺させた。特に本拠地略奪されアーガイル侯モントローズ侯討伐すべく出兵イングランドから帰国したウィリアム・ベイリー(英語版)の部隊パース進め東から王党派圧迫、自らはアーガイル・アンド・ビュートから北にあるインヴァロッヒーを占領して袋の鼠にしようとした。だが1645年1月モントローズ侯アーガイル侯部隊がインヴァロッヒーに集結する前にまたもや姿をくらまし盟約派出し抜いた彼はネス湖付近に到着ハイランド地方各氏族を味方につけた。それから南へ引き返し、インヴァロッヒーに留まるアーガイル侯との決戦踏み切った

※この「モントローズ侯の行軍」の解説は、「インヴァロッヒーの戦い (1645年)」の解説の一部です。
「モントローズ侯の行軍」を含む「インヴァロッヒーの戦い (1645年)」の記事については、「インヴァロッヒーの戦い (1645年)」の概要を参照ください。

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