モンスターハンター ポータブル 3rd
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「モンスターハンター ポータブル」の記事における「モンスターハンター ポータブル 3rd」の解説
2010年(平成22年)12月1日発売。『MH3』と『MHP2G』をベースとしたPSP向けソフトのシリーズ第3作。 本作では和を基調とした東アジア風の温泉観光地「ユクモ村」が拠点となり、『MH3』に登場したフィールドに加え、新フィールド「渓流」が追加された。『MH3』の最大の特徴であった水中での狩りは本作では実装されず、水中戦がメインのモンスターは登場しない。「孤島」「水没林」は水中エリアが削除され、『MH3』ではランダム配置だった採取ポイントについては本作では従来通り固定となった。 『MH3』の地上モンスターが引き続き登場したほか、「ジンオウガ」などの新モンスターや亜種が追加、『MHP2G』からも一部モンスターが引き続き登場している。 武器は『MHP2G』に登場したすべてのタイプと「スラッシュアックス」が収録され、攻撃モーションは『MH3』のものを基本に追加・修正が加えられている。この作品のみ武器の攻撃力の数値の表示方法が異なっており、従来は見かけ上攻撃力に極端な差があった武器でも、本作では攻撃力の数値は同じと表示されるようになっている。 『MHP2G』で好評だったオトモアイルーも健在。本作ではシングルプレイ時で最大2匹、2人プレイの時にお互い1匹ずつオトモを連れて行動する事が可能になった。更にハンターと同様にオトモにも武器、頭部防具、胸部防具の3種類あり、複数ある中から自由に装備させる事ができ、前作より細かなカスタマイズが可能となった。また『MHP2G』および『モンハン日記 ぽかぽかアイルー村』のセーブデータがあると、本ゲームをプレイ時にオトモアイルーの装備を入手出来る特典がある。 前作同様クエストには下位、上位の区別があるが『G級』は存在しない。また、BGロード機能が削除された(「メディアインストール」機能で代用が可能なためと思われる)。 『メタルギアソリッド ピースウォーカー』と前作『MHP2G』のコラボレーションに続き、今作でもメタルギアシリーズとのコラボレーションが行われた。 全体的に『MHP2G』よりも他企業、漫画、アニメ作品とのコラボレーションに積極的で、オリジナルの武具のほか、漫画・アニメのキャラクターが着ていた服や使用していた武器等の素材が手に入るクエストが発売から1年の間毎月のように配信されていた。 初週販売本数(2010年12月1日 - 12月5日)はエンターブレイン調べで214万6467本を記録した。2011年(平成23年)1月には400万本に到達した。 パッケージのみを差し替えた韓国版が存在するため、わずかだが国外向けにも出荷された。 2011年2月10日には、PSP-3000本体(ブラック/レッド・ホワイト/ブルー)を同梱した「新米ハンターズパック」が発売された(PSPJ-30020、PSPJ-30021)。 日本ゲーム大賞2011年間作品部門大賞。ファミ通アワード2010では大賞を受賞し、マスコットキャラクターの「アイルー」も最優秀キャラクター賞を受賞した。
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