マニュファクチャリング

実用日本語表現辞典

manufacturing

別表記：マニュファクチャリング

「manufacturing」とは・「manufacturing」の意味

「manufacturing」は、製造業や製品の製造に関連することを意味する英単語である。工業や工場での生産活動や、原材料を加工して新たな商品を作り出すプロセス全般を指す。

「manufacturing」の発音・読み方

「manufacturing」の発音は、IPA表記で/m`æn(j)ʊfˈæktʃ(ə)rɪŋ/であり、日本語では「マニュファクチャリング」と読む。

「manufacturing」の語源・由来

「manufacturing」の語源は、ラテン語の「manu」（手）と「facere」（行う）が組み合わさった「manufactura」から来ている。これが英語に取り入れられ、「manufacture」（製造）という動詞が誕生し、その名詞形が「manufacturing」となった。

「manufacturing」の類語

「manufacturing」の類語には、「production」（生産）、「fabrication」（製作）、「assembly」（組み立て）などがある。これらの単語は、製品の製造や生産に関連するプロセスを指す。

「manufacturing」を含む用語・関連する用語

「manufacturing process」とは

「manufacturing process」は、製品を製造するための一連の工程を指す。原材料の選定から加工、組み立て、検査、出荷までのプロセスが含まれる。

「manufacturing plant」とは

「manufacturing plant」は、製品を製造するための工場や施設を指す。機械や設備が設置され、従業員が働く場所である。

「manufacturing industry」とは

「manufacturing industry」は、製品の製造や加工を行う産業分野を指す。自動車、家電、食品など、さまざまな製品を生産する業種が含まれる。

「manufacturing company」とは

「manufacturing company」は、製品の製造や加工を行う企業を指す。これらの企業は、製品の設計から生産、販売までを担当することが多い。

「manufacturing」の使い方・例文

1. The manufacturing sector is a key driver of economic growth.（製造業は経済成長の重要な原動力である。）
2. The company has invested heavily in advanced manufacturing technologies.（その企業は先進的な製造技術に大きく投資している。）
3. The manufacturing process of this product is environmentally friendly.（この製品の製造プロセスは環境に優しい。）
4. The manufacturing plant employs over 1,000 workers.（その製造工場では1,000人以上の労働者が働いている。）
5. The manufacturing industry has been facing challenges due to globalization.（製造業はグローバル化による課題に直面している。）
6. The manufacturing company has a strong reputation for quality products.（その製造企業は品質の高い製品で評判が良い。）
7. The government is promoting the development of the domestic manufacturing sector.（政府は国内製造業の発展を推進している。）
8. The manufacturing plant has implemented strict quality control measures.（その製造工場では厳格な品質管理が実施されている。）
9. The manufacturing process requires a high level of precision.（その製造プロセスは高い精度が求められる。）
10. The manufacturing company exports its products to over 50 countries.（その製造企業は50か国以上に製品を輸出している。）

（2023年5月12日更新）

ウィキペディア

マニュファクチュア

出典: フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』 (2024/03/18 09:22 UTC 版)

マニュファクチュア（英語：manufacture、マニュファクチャーとも）は、製造業の形態のひとつ。日本語では、工場制手工業と訳される。マニュファクチュア（manufacture）は「manu（手）とfacture（製造）」の二語でできているが、歴史的用語としては、被雇用労働者の大規模手工業を意味する。

概説

地主や商人が工場を設け、そこに賃金労働者を集め、数次にわたる製造工程を1人が行うのではなく、それぞれの工程を分業や協業をおこない、多くの人員を集めてより効率的に生産を行う方式のこと。分業であるために作業効率が向上し、生産能力が飛躍的に上がるが、技術水準は前近代的なものにとどまる。

経済史では、農民の副業として発展した問屋制家内工業の次段階とされる。

さらに産業革命以降は、工場内で機械を用いて製品を大量に生産する工場制機械工業が工場制手工業の次の段階として登場する。

イギリスにおけるマニュファクチュアの発達

イギリスにおけるマニュファクチュアの発達は、中世末期の15世紀にさかのぼり、毛織物業がその中心であったとされる。イギリスでは、その原料獲得のために、農地を牧羊地に転換させる囲い込み（第一次）が、15世紀末から17世紀にかけて起こり、各地に農村工業都市が出現しているが、同時にギルドが解体していく原因のひとつともなった。なお、18世紀にアダム・スミスは『国富論』のなかでピン・マニュファクチュアの事例によって自由放任主義の経済思想を展開している。

日本におけるマニュファクチュアの開始

マニュファクチュアが日本においていつごろ始まったかということについては、諸説あるが、天保年間（1830年（天保元年） - 1843年（天保14年））には、大坂周辺や尾張の綿織物業、桐生など北関東の絹織物業において、既に行われていたと考えられる。

関連項目

• 家内制手工業 - 問屋制家内工業 - プロト工業化 - 工場制機械工業
• アダム・スミス
• 服部之総