ペトログリフ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/13 15:23 UTC 版)
ペトログリフ(英語:petroglyph)とは、象徴となる岩石や洞窟内部の壁面に、意匠、文字が刻まれた彫刻のこと。ギリシア語で石を意味するペトロとグリフ(彫刻)の造語である。日本語では線刻(画・文字)と呼ばれたり、岩面彫刻、岩石線画、岩面陰刻と訳される。
- ^ 「ルアヒワペトログリフとは」コトバンク、世界の観光地名がわかる事典の解説より。
- ^ "Petroglyph vs Petrograph - What's the difference?",Wiki Diff.
- 1 ペトログリフとは
- 2 ペトログリフの概要
- 3 概要
- 4 一致
- 5 脚注
ペトログリフ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/31 19:37 UTC 版)
自治体内にはペトログリフが残されている。 ペドラ・ダス・フェラドゥーラス(Pedra das Ferraduras) - サン・シュルショ・デ・サコス教区 ポルテーラ・ダ・ラシェ(Portela da Laxe) - ビアスコン教区
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ペトログリフ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/17 00:16 UTC 版)
イースター島はポリネシアの中でも、様々な種類のペトログリフが最も数多く見られるところである。家屋の石壁や、有名なモアイ像、「プカオ」(pukao)と呼ばれるモアイの頭の被り物の表面など、絵を描くのに適していると思われる壁面のほとんどすべてにペトログリフが見られる。およそ1,000か所で4,000種類以上の図形が認められており、中には浮彫り式に彫刻されたものや、赤や白の塗料で着色されているものもある。図形のデザインは、オロンゴ(Orongo)の壁画に見られるような、古くからの鳥人信仰に基づく競技における勝者(tangata manu = 鳥人と呼ばれる)の図など、儀式の中心として描かれたものや、創造神マケマケの肖像、ウミガメ、マグロ、タチウオ、サメ、クジラ、イルカ、カニ、タコなどの海洋生物(中には人面を持つものもある)、ニワトリ、カヌー、そして500種類以上の女性の陰部(komari)の図形などである。ペトログリフにはしばしば、杯状に彫られた彫刻が添えられている。時代による図形の描き方の変化は、鳥人の浮彫りから窺(うかが)い知れる。単純な輪郭のみのものから、陰部の図形を伴うものへの変化である。ペトログリフが描かれた年代を直接特定する方法はないが、中には一部が、植民地時代より前の時代の石製家屋の陰に隠れているものがあり、そのようなものは比較的古い時代に描かれたものであることを示している。 ペトログリフに見られる人間型や動物型の図形には、ロンゴロンゴの絵文字と同じものがあり、例えば、モアイ像の被り物に描かれた双頭のグンカンドリの図は、10以上の文字板にある(絵文字 680)と同じ形である。アメリカのショーン・マクラフリン(Shawn McLaughlin)は2004年、人類学者ジョージア・リー博士(Dr. Georgia Lee)が1992年に発表したペトログリフにある図形の中から、ロンゴロンゴの絵文字と似ているもののうち、とくに顕著なものを選んで図解を発表したが、これらは単独で描かれているものがほとんどであり、テキストのように複数の絵文字群が描かれているものはまれである。このことから、ロンゴロンゴはペトログリフの図形をヒントにしたか、あるいはペトログリフの個々の図形が表語文字として採用された最近の創作物で、ペトログリフの伝統ほど古くからあるものではないという説もある。ペトログリフとして描かれた、最も複雑な構成のロンゴロンゴの候補は、洞窟の壁面に刻まれた一続きの絵文字である(右図参照)。
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