プグラシュティク
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/21 10:17 UTC 版)
バーチャルプログラムの暴走から開いたもう一つの世界で、化石種の齧歯類エピガウルスが進化した人類。先祖と同じく地中活動を得意としており、その能力によって築いた地中都市に本拠地をおく。磁場に強く反応する。また、地中航行戦闘艇や戦艦など、強力な戦力も保有している。遺伝子上の進化の道筋が不安定な彼らは、この欠落を埋めることを悲願としていた。霊長類から進化した人類の存在を知ったことから、人類を歴史上から抹殺すれば自分達がそれに取って代わり、安定した存在になれるのではと考え行動を起こす。しかし、進化の道筋が不安定であることの理由は、後述のスネーカーによって遺伝子上の封鎖領域に手を加えて実験的に作り出された仮想生物だからであった。彼らにとって握手は相手に呪いをかけるという意味だが、唯はそれを知らずに握手で宣戦布告をしてしまった。名前の由来はグラシュティグ。 ティル・ニー・ノグ 声 - 岩男潤子 通称ティル。プグラシュティクの名門・リャナン家(現在は没落中らしい)の次女で、王家の騎士。着用するパワード・スーツの色は紫。プグラシュティク編では唯と敵対するも、兄・バンの策略により最愛の姉・フラウを失い、その復讐のために唯と行動を共にした。バンを倒した後、本国へ帰れなくなってしまったが、その後唯の頼もしい仲間として共にスネーカーと戦う。さしたる道具も使わず機転でティラノサウルスを撃退したほか、磁場に強く反応するプグラシュティクの能力を活かし、様々な場面で活躍した。「ノグ」はプグラシュティクの言葉で妾腹の子に対して付けられる蔑称。ネーミングの由来は、ケルト神話における妖精の国「ティル・ナ・ノグ」。最終局面で唯をレーザーから庇って死亡してしまうが事態の収拾後にスネーカーの力により復活。スネーカーの能力に率直に驚いていた。 フラウ・ニー 声 - 嶋村薫 通称フラウ。リャナン家の長女にして、王家の騎士団長。着用するパワード・スーツの色は赤。妹のティルには厳しく当たるが、心の中では常にティルの身を気遣っている。リャナン家当主の地位であるリャナン・シーの座を狙う弟・バンの策略に陥って後継者の地位を失い、追っ手からティルを庇って非業の最期を遂げる。名前の由来は、妖精ブラウニー。 バン・ニー 声 - 中村大樹 通称バン。リャナン家の長男で王家の科学者。着用するパワード・スーツの色は茶色。ティルの異母兄にあたるが、父親のリャナン・シー・ノゥオから自分だけが嫌われていることを根に持っており、父と敵対関係にあった貴族院のダーナ・シー(金で貴族の地位を買った成り上がり者らしい)と裏で結託、この機会にリャナン家の再興を図ろうとしていた父親を裏切り、フラウの有していたリャナン家の第一後継者の地位を簒奪する。その後、フラウを抹殺することに成功するものの、復讐心に燃えるティルの手にかかって死亡した。名前の由来は、妖精バンシー。 リャナン・シー・ノゥオ 声 - 辻村真人 フラウ達3人の父であるプグラシュティクの王家リャナン家の王。名前の由来は、妖精リャナンシー。 ダーナ・シー 声 - 中村秀利 貴族院の最大権力者。ダーナ・シーは、ケルト神話に登場する妖精を指す言葉である。 バラン艦長 声 - 中村秀利 片目に大きな傷を持つ巨大戦艦艦長。
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