ブルー・シャークとは? わかりやすく解説

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ダン・ミラー (プロレスラー)

(ブルー・シャーク から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/06/24 17:22 UTC 版)

ダン・ミラー
プロフィール
リングネーム ダン・ミラー[1]
ダンディ・ダン・ミラー[1]
ドクター・ダン・ミラー[2]
ダニー・ミラー[1]
ハリー・サンプソン[1]
ハリー・サンソン[1]
ハリー・シンプソン[1]
Rojo Cara[1]
Super Gladiator[1]
ブルー・シャーク[2][3][4]
本名 ダニエル・D・ミラー[1]
ニックネーム 弾丸[4]
美豹[3]
身長 181cm[3]
体重 111kg[3]
誕生日 1932年6月5日 [1]
死亡日 (2016-06-06) 2016年6月6日(84歳没)[1]
出身地 アメリカ合衆国
オハイオ州
サンダスキー郡フリーモント[3]
スポーツ歴 レスリング[3]
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ダン・ミラー"Dandy" Dan Miller、本名:Daniel D. Miller1932年6月5日[1] - 2016年6月6日[5])は、アメリカ合衆国プロレスラーオハイオ州フリーモント出身のドイツ系アメリカ人

実兄のビル・ミラーもプロレスラー。体格および実績では兄のビルに劣るものの、NWAの主要テリトリーやWWWFなどの激戦区において、ベビーフェイスヒールの両方のポジションで活動した[6]

来歴

兄のビル・ミラーの影響を受け早くからレスリングを始め、ビルと同じオハイオ州立大学でレスリング部のキャプテンも務めた。オハイオ地区のプロモーターだったアル・ハフトにスカウトされ、1950年代にデビュー。地元オハイオのMWA(ミッドウエスト・レスリング・アソシエーション)を経て、カルガリートロントジョージアなどNWAのテリトリーをベビーフェイスのポジションで転戦した。

1960年4月、日本プロレスに初来日し、レオ・ノメリーニサニー・マイヤースと共に第2回ワールド大リーグ戦に出場。6月2日に大阪府立体育館にてフランク・バロアと組み、力道山&吉村道明を破り空位となっていたアジアタッグ王座を獲得した[7]。以降、1967年4月と1969年8月にも日本プロレスに来日している。

1960年代前半はハリー・サンプソンHarry Sampson)などの変名でAWAのリングにも出場。太平洋岸北西部でも活動し、1963年11月5日にはワシントン州タコマにてルー・テーズNWA世界ヘビー級王座に挑戦[8]。タッグではロニー・エチソンホイッパー・ビリー・ワトソンをパートナーに、キンジ渋谷&ミツ荒川の日系悪党コンビとタイトルを争った[6][9]

1965年ヒールのポジションでニューヨークWWWFに参戦。ビル・ミラーとの兄弟タッグで活躍し、8月5日にゴリラ・モンスーン&ビル・ワットからUSタッグ王座を奪取、翌1966年2月21日にジョニー・バレンタイン&トニー・パリシに敗れるまで保持した[10]。戴冠中の1965年11月25日には、ワシントンD.C.にてブルーノ・サンマルチノWWWF世界ヘビー級王座に挑戦している[11]

その後はオーストラリアに遠征し、ジム・バーネット主宰のワールド・チャンピオンシップ・レスリングにて、当時ザ・デストロイヤーと名乗っていたガイ・ミッチェルマネージャーを担当したこともある[6]

1960年代後半はベビーフェイスに戻ってデトロイトテキサスなどを転戦。デトロイトでは1967年10月14日、フレッド・カリーと組んでアル・コステロ&レイ・セント・クレアーを破り、デトロイト版のNWA世界タッグ王座を獲得[12]。テキサスでは1968年12月10日、ダラスにてザ・スポイラーからNWAテキサス・ヘビー級王座を奪取[13]。同地区のエースだったフリッツ・フォン・エリックともタッグを組み、1969年12月17日にスポイラー&ゲーリー・ハートを破ってNWAアメリカン・タッグ王座を獲得している[14]

1970年代前半はフロリダ地区エディ・グラハム主宰のチャンピオンシップ・レスリング・フロム・フロリダ)や中西部セントルイス・レスリング・クラブなどに出場。中西部地区では再びヒールとなり、ビル・ミラーとの兄弟タッグを再結成、NWAの総本山だったキール・オーディトリアムにてジャック・ブリスコ&ビル・ロビンソンなどのチームと対戦している[15]

1972年1月には国際プロレスに来日し、1月6日に島原にてストロング小林IWA世界ヘビー級王座に挑戦[16]。1月28日には大田区体育館にて、カーティス・イヤウケアと組んでサンダー杉山&ラッシャー木村IWA世界タッグ王座に挑戦した[16]。翌1973年8月には全日本プロレスに参戦[17]1976年2月の全日本への再来日では、前年に公開され大ヒットした映画『ジョーズ』にあやかり、口を開けたをイメージしたデザインのマスクをかぶり、ブルー・シャークThe Blue Shark)なる覆面レスラーに変身[3]ザ・デストロイヤー覆面世界一決定十番勝負の9戦目の相手となり、2月21日の後楽園ホールでのシリーズ開幕戦において、デストロイヤーの保持していたPWF認定USヘビー級王座に挑戦した[18]

1970年代中盤からはノースカロライナNWAミッドアトランティック地区や、ミッドサウスのオクラホマルイジアナを興行拠点とするNWAトライステート地区にて活動。ミッドアトランティックでは1974年2月27日、トーナメントの決勝でオレイ・アンダーソンを下しTV王座の初代王者となった[19]。トライステートでは1975年5月14日、スカンドル・アクバから北米ヘビー王座を奪取している[20]

以降、キャリア晩年の1970年代末までミッドアトランティック地区のアンダーカードに出場。ベテランの中堅ベビーフェイスとして、ブルート・バーナードキム・ドクラリー・シャープクラッシャー・ブラックウェルラシアン・ストンパースコット・アーウィンディック・マードックらと対戦[21]。1976年7月16日には、海外修行中だった新日本プロレスのドクター・フジナミこと藤波辰巳と組み、後にWWFで活躍する若手時代のランディ・ポッフォ&ラニー・ポッフォと対戦している[22]

2016年6月6日、84歳で死去[2]

得意技

獲得タイトル

日本プロレス
ワールド・ワイド・レスリング・フェデレーション
NWAオールスター・レスリング
スタンピード・レスリング
  • インターナショナル・タッグ王座:1回(w / ロニー・エチソン)[23]
NWAウエスタン・ステーツ・スポーツ
NWAトライステート
  • NWA北米ヘビー王座(トライステート版):1回[20]
NWAビッグタイム・レスリング(ダラス)
NWAビッグタイム・レスリング(デトロイト)
チャンピオンシップ・レスリング・フロム・フロリダ
  • NWA南部ヘビー級王座(フロリダ版):1回[25]
  • NWAフロリダ・ブラスナックル王座:1回[26]
  • NWAフロリダ・タッグ王座:1回(w / ホセ・ロザリオ[27]
ミッドアトランティック・チャンピオンシップ・レスリング

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k l Dan Miller”. Wrestlingdata.com. 2013年8月10日閲覧。
  2. ^ a b c Dan Miller”. Cagematch.net. 2016年6月9日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g 『全日本プロレス 来日外国人選手 PERFECTカタログ』P53、P73(2002年、日本スポーツ出版社
  4. ^ a b c 『'88プロレスオールスターSUPERカタログ』P102(1988年、日本スポーツ出版社)
  5. ^ “ダン・ミラーさん死去 力道山、馬場らと対戦”. 日刊スポーツ. (2016年6月8日). https://www.nikkansports.com/battle/news/1659845.html 2016年6月8日閲覧。 
  6. ^ a b c Dan Miller”. Online World of Wrestling.com. 2013年8月10日閲覧。
  7. ^ a b All Asia Tag Team Title”. Wrestling-titles.com. 2013年8月10日閲覧。
  8. ^ The Records of NWA World Heavyweight Championship Matches 1963”. Wrestling-titles.com. 2013年8月10日閲覧。
  9. ^ a b NWA Canadian Tag Team Title [British Columbia]”. Wrestling-titles.com. 2013年8月10日閲覧。
  10. ^ a b WWWF United States Tag Team Title”. Wrestling-titles.com. 2013年8月10日閲覧。
  11. ^ The WWE matches fought by Dan Miller in 1965”. Wrestlingdata.com. 2016年1月4日閲覧。
  12. ^ a b NWA World Tag Team Title [Detroit]”. Wrestling-titles.com. 2015年5月31日閲覧。
  13. ^ a b NWA Texas Heavyweight Title”. Wrestling-titles.com. 2013年8月10日閲覧。
  14. ^ a b NWA American Tag Team Title”. Wrestling-titles.com. 2013年8月10日閲覧。
  15. ^ Matches of Dan Miller 1959-1973”. Cagematch.net. 2013年8月11日閲覧。
  16. ^ a b IWE 1972 New Year Pioneer Series”. Puroresu.com. 2015年5月31日閲覧。
  17. ^ AJPW 1973 World Champion Series”. Puroresu.com. 2015年5月31日閲覧。
  18. ^ AJPW 1976 Excite Series”. Puroresu.com. 2015年5月31日閲覧。
  19. ^ a b NWA Mid-Atlantic Television Title”. Wrestling-titles.com. 2013年8月10日閲覧。
  20. ^ a b North American Heavyweight Title [Tri-State/Mid-South]”. Wrestling-titles.com. 2013年8月10日閲覧。
  21. ^ Matches of Dan Miller 1973-1978”. Cagematch.net. 2013年8月11日閲覧。
  22. ^ MACW 16.07.1976”. Cagematch.net. 2013年8月11日閲覧。
  23. ^ Stampede Wrestling International Tag Team Title”. Wrestling-titles.com. 2013年8月10日閲覧。
  24. ^ NWA North American Tag Team Title [Amarillo]”. Wrestling-titles.com. 2013年8月10日閲覧。
  25. ^ NWA Southern Heavyweight Title [Florida]”. Wrestling-titles.com. 2013年8月11日閲覧。
  26. ^ NWA Florida Brass Knuckles Title”. Wrestling-titles.com. 2013年8月11日閲覧。
  27. ^ NWA Florida Tag Team Title”. Wrestling-titles.com. 2013年8月10日閲覧。
  28. ^ NWA Eastern States Heavyweight Title”. Wrestling-titles.com. 2013年8月10日閲覧。

外部リンク


ブルーシャーク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/08/15 23:43 UTC 版)

ザ・ブルーシャーク
プロフィール
リングネーム ザ・ブルーシャーク
タイガーシャーク
本名 非公開
身長 180cm
体重 90kg
誕生日 不明
出身地 不明
所属 フリー
トレーナー 佐山聡
デビュー 2007年6月8日
テンプレートを表示

ザ・ブルーシャーク(生年月日不明 - )は、日本覆面レスラー

経歴

2007年6月8日リアルジャパンプロレス後楽園ホール大会でをモチーフにしたタイガーシャークとして、折原昌夫とタッグを組んで対スーパータイガー(2代目)&Hi69組戦でデビュー。リングネームは戦闘機F-20 タイガーシャーク」が由来。

師匠の佐山聡新日本プロレスに所属していた時のファイトスタイルを継承している。リアルジャパンプロレス在籍時は特に初代タイガーマスクに動きが酷似していたが、ラフなファイトや多少の反則攻撃も行うヒール的なキャラだった。当時はリアルジャパンプロレス会場の観客たちから「シュー!」「シュー!」とコールされていた。

2012年3月16日、リアルジャパンプロレスにおいてビッグバン・ベイダーとシングルで対戦。

2013年9月28日、リアルジャパンプロレスにおいて藤波辰爾とタッグを組んで長州力&スーパータイガー組と対戦し、スーパータイガーにムーンサルトプレスからの片エビ固めで勝利する。

2013年11月、リアルジャパンプロレスを退団。以降はインディーに活躍の場を移す。

2014年10月5日、リングネームをザ・ブルーシャークに改名。マスクも虎のモチーフの耳などを無くして鮫の、ひれをデザインに加えたものを着用している。

2015年9月26日シアター1010ミニシアターで自主興行「ROARING」を旗揚げ。以後、定期的に開催されている。

近年になってからリングネームをタイガーシャークに戻して出場する時もある。

得意技

ムーンサルトプレス
ダイビングヘッドバット
鮫墜し
シャーク・デス・バイ・ロック
カールシックルと同型。
シャーク・デス・バイ・ロックII
バズソーキック
仰向けになった相手の上半身を起こして相手の左側頭部を振り抜いた右足の甲で蹴り飛ばす。
各種キック

入場曲

タイトル歴

外部リンク


ブルーシャーク

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/31 05:08 UTC 版)

クライムクラッカーズ」の記事における「ブルーシャーク」の解説

エミリアの兄が使用している宇宙船

※この「ブルーシャーク」の解説は、「クライムクラッカーズ」の解説の一部です。
「ブルーシャーク」を含む「クライムクラッカーズ」の記事については、「クライムクラッカーズ」の概要を参照ください。

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