フレッチャルジェント
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/24 00:02 UTC 版)

フレッチャルジェント[1](Frecciargento)はイタリアのトレニタリアが運行する優等列車の名称。
概要
2012年6月、それまで高速鉄道サービスとして展開していたユーロスター・イタリアを、フレッチャロッサとフレッチャルジェントの2つのカテゴリーに分け誕生した。フレッチャロッサは『赤い矢』、フレッチャルジェントは『銀の矢』という意味の造語で、より高速な列車をフレッチャロッサに、それ以外をフレッチャルジェントとしている。
フレッチャルジェントは高速新線では最高速度250km/hで走行する。
運用
2014年冬ダイヤでは、ローマとヴェネツィアを結ぶ基幹系統には1時間に1本(1日19本)の列車が運行され、その一部はウーディネ(1日2本)、トリエステ(1日2本)、ナポリ(1日2本)、サレルノ(1日2本)などまで延長運行されている。また、ローマとヴェローナを結ぶ基幹系統にも1時間に1本(1日14本)、ローマとレッチェの間に1日6本、ローマとレッジョ・カラブリアの間に1日2本の列車が運行されている[2]。列車は一等車と二等車に分かれており、一等車の乗客にはウエルカム・ドリンク(飲み物と菓子)と新聞(13時まで)が無料で提供される。また、すべての列車には食堂車(bar/bistroまたはrestaurant/bar)が連結されている[2]。
2014年冬ダイヤにおける各駅間の所要時間の例として、9410列車のナポリ中央駅とローマ・テルミニ駅の間は1時間10分、ローマ・テルミニ駅で10分停車し、そこからフィレンツェ S.M.N.駅 1時間30分、ボローニャ中央駅 2時間20分、ヴェネツィア・サンタ・ルチア駅 3時間45分の所要時間である[3]。 2018年12月よりETR700によるミラノとアンコーナを結ぶ運行を開始した[4]。
使用車両
参考文献
- ^ 文献によってはフレッチャアルジェント、フレッチャ・アルジェントとも呼ばれる。
- ^ a b c イタリア鉄道オフィシャルページ Frecciargento http://www.trenitalia.com/cms/v/index.jsp?vgnextoid=ce5ebd6bc1abf310VgnVCM1000008916f90aRCRD (英語)
- ^ トレニタリア 列車検索による http://www.trenitalia.com
- ^ Treni, dal 9 giugno i Frecciargento sostituiscono i Frecciabianca sulla linea adriatica
フレッチャルジェント(Frecciargento)
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「トレニタリア」の記事における「フレッチャルジェント(Frecciargento)」の解説
「銀の矢」の意味。ETR485型、ETR600型又はETR610型車体傾斜式電車(ペンドリーノ)による高速列車で、ディレッティッシマを最高速度250km/hで走る。
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