フェリ磁性体とは? わかりやすく解説

フェリ磁性

(フェリ磁性体 から転送)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2023/07/04 23:04 UTC 版)

フェリ磁性(フェリじせい、英語: ferrimagnetism)は、結晶中に逆方向やほぼ逆方向の磁気モーメントを持つ2種類以上の磁性イオンが存在し、互いの磁気モーメントの大きさが異なるために全体として非零の磁化を持つ磁性のことである。




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フェリ磁性体

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/19 01:10 UTC 版)

強磁性」の記事における「フェリ磁性体」の解説

詳細は「フェリ磁性」を参照 フェリ磁性体とは内部強磁性体反強磁性体部分あわせ持つ磁性体である。酸化物磁性体フェライト呼ばれる FeO・Fe2O3MnO・Fe2O3NiO・Fe2O3CoO・Fe2O3 が代表である。前半分(FeOMnO部分)の2価磁気モーメントだけが残り磁性寄与するのでこちらは強磁性体となり、後ろ半分Fe2O3)は3価の鉄イオンスピン電子が反平行で反強磁性体である。たとえばFeO・Fe2O3、は1+0=1となって差し引き1つだけ磁気となって現れる別にフェリ磁性を示す代表として絶縁性のフェリ磁性体であるガーネットザクロ石ともいう)M3・Fe5O12がある(MにはFeMnが入る)。具体的にイットリウム鉄ガーネット(YIG)Y3・Fe5O12である。後半のFe5の中では3個と2個のFeが反平行を向いているので、差し引き1個の磁気モーメントが残る。

※この「フェリ磁性体」の解説は、「強磁性」の解説の一部です。
「フェリ磁性体」を含む「強磁性」の記事については、「強磁性」の概要を参照ください。

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