ビートルズによるセルフカバー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/30 09:33 UTC 版)
「アイ・ウォナ・ビー・ユア・マン」の記事における「ビートルズによるセルフカバー」の解説
ビートルズによるカバー・バージョンは、イギリスでは1963年11月22日に発売された2作目のイギリス盤公式オリジナル・アルバム『ウィズ・ザ・ビートルズ』のB面4曲目、アメリカでは1964年1月20日に発売されたキャピトル編集盤『ミート・ザ・ビートルズ』のB面5曲目に収録された。リード・ボーカルはリンゴ・スターが務めた。ビートルズ解散後の1976年に発売されたコンピレーション・アルバム『ロックン・ロール・ミュージック』にも収録された。 邦題は、『ウィズ・ザ・ビートルズ』では原題をカタカナに直した「アイ・ウォナ・ビー・ユア・マン」となっているが、一部コンピレーション・アルバムではローリング・ストーンズによる演奏バージョンと同じ「彼氏になりたい」という邦題が使用されている。 ビートルズによるカバー・バージョンは、EMIスタジオで行なわれた1963年9月11日と12日、10月3日と23日の4回のセッションでレコーディングされ、スターのボーカルはダブルトラックとなっている。 レノンは、本作を否定的に見ており、1980年の『プレイボーイ』誌のインタビューで「通行人に配るチラシみたいなものだったのさ。ビートルズではリンゴが歌って、ストーンズは自分たちの曲を演った(やった)んだ。ぼくらが連中をどう見ていたかが、これでわかる。良いものを連中にやる気はなかったさ」と発言している。 BBCセッションでは2回レコーディングが行なわれており、1964年1月7日に『Saturday Club』(2月15日放送)用、同年2月28日に『From Us to You』(3月30日放送)用にレコーディングされた。このうち、3月30日に放送された音源が1994年に発売された『ザ・ビートルズ・ライヴ!! アット・ザ・BBC』に収録された。また、1964年4月19日にはテレビ番組用に演奏が撮影されており、この時の音源が1995年に発売された『ザ・ビートルズ・アンソロジー1』に収録された。 ライブではスターのボーカル曲として演奏され、1966年に行なわれた日本公演でも演奏された。スターはビートルズ解散後も、リンゴ・スター&ヒズ・オールスター・バンド(英語版)のコンサートで度々演奏している。
※この「ビートルズによるセルフカバー」の解説は、「アイ・ウォナ・ビー・ユア・マン」の解説の一部です。
「ビートルズによるセルフカバー」を含む「アイ・ウォナ・ビー・ユア・マン」の記事については、「アイ・ウォナ・ビー・ユア・マン」の概要を参照ください。
ビートルズによるセルフカバー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/03 04:15 UTC 版)
「アイ・コール・ユア・ネーム」の記事における「ビートルズによるセルフカバー」の解説
ビートルズは、1964年3月1日に「アイ・コール・ユア・ネーム」のレコーディングを行なった。本作はジョージ・ハリスンがリッケンバッカー・360/12で弾いたギターリフから始まる。間奏では、ビートルズの楽曲では初となるスカのアレンジが取り入れられている。当初、本作はアルバム『ハード・デイズ・ナイト』および同名の映画に収録することが予定され、7テイク録音した後に同日に録音した「すてきなダンス」や「のっぽのサリー」と共にミキシングが行なわれた。しかし、最終的に本作と「ロング・トール・サリー」は映画の使用曲の候補から外され、未収録となった。 ビートルズによるセルフカバー・バージョンは、アメリカでは1964年4月10日にキャピトル・レコードから発売された『ザ・ビートルズ・セカンド・アルバム』、イギリスでは1964年6月19日に発売されたEP『のっぽのサリー』に収録された。日本では、EPの収録曲として発売されたほか、シングル盤『のっぽのサリー』のB面曲としても発売された。その後、1976年に発売された『ロックン・ロール・ミュージック』や1988年に発売された『パスト・マスターズ』にも収録された。 1964年3月31日にBBCラジオの番組『Saturday Club』用に演奏が録音されたが、公式作品へは未収録となっている。 スターは、1990年5月5日にリヴァプールで行なわれたレノンのトリビュート・コンサートで、トム・ペティ、ジェフ・リン、ジム・ケルトナーの伴奏のもとで歌唱した。
※この「ビートルズによるセルフカバー」の解説は、「アイ・コール・ユア・ネーム」の解説の一部です。
「ビートルズによるセルフカバー」を含む「アイ・コール・ユア・ネーム」の記事については、「アイ・コール・ユア・ネーム」の概要を参照ください。
- ビートルズによるセルフカバーのページへのリンク