BBCセッション(1962年 - 1965年)
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「ビートルズの海賊盤」の記事における「BBCセッション(1962年 - 1965年)」の解説
詳細は「ザ・ビートルズ・ライヴ!! アット・ザ・BBC」を参照 ビートルズのBBCのラジオ番組への出演は、1962年3月7日録音の「Here Teenager's Turn – Here We Go」から1965年5月26日録音の「The Beatles Invite You to Take a Ticket to Ride」までで、88曲が演奏され、通算275回が放送された。これらの演奏の初期の海賊盤は、ラジオ放送を家庭用のレコーダーで録音したものを音源としていた。BBCにはセッション・テープや番組のマスターテープを保管する慣例はなかったものの、1980年代にBBCラジオの特別番組の製作のために調査が行われ、BBC内の様々な部署に保管されていた高音質の配布用コピーが発見された。 1980年代から1990年代初めの間には、上述のBBCセッションのコピーを音源とする海賊盤が多く多く出回ることとなった。最も有名なものには、放送の著作権保護期間が切れたイタリアの「Great Dane」レーベルから1993年に発売されたCD9枚組のボックス・セット『The Complete BBC Sessions』である。これら高音質の海賊盤が広く流通したため、アップル・コアはBBCセッションの公式盤を早急に発表する必要に駆られ、1994年、CD2枚組のアルバム『ザ・ビートルズ・ライヴ!! アット・ザ・BBC』が発売された。このセットにはスタジオ等では録音されず、BBC出演時以外の録音が残っていない36曲の内30曲が収録のほか、26曲の既発表曲やメンバーと司会者の会話も収録されている。 海賊盤業者はその後も、ビートルズの出演したほとんど全てのBBCの番組や、少数現存するBBCのセッション・テープからのアウトテイクを収集し続けた(初期の出演番組のいくつかは音源が未だに見つかっていない)。こうした網羅的な海賊盤として、「Secret Trax」レーベルから2001年にCD10枚組のセットが、2004年には「Purple Chick」からオーディオCD10枚とCD EXTRA1枚から成るセットがそれぞれ発表されている。
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