ローリング・ストーンズによる演奏
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/30 09:33 UTC 版)
「アイ・ウォナ・ビー・ユア・マン」の記事における「ローリング・ストーンズによる演奏」の解説
ローリング・ストーンズによる演奏バージョンは、1963年11月1日に2作目のシングルとして発売され、全英シングルチャートで最高位12位を記録し、バンドの活動初期のヒット作の一つとなった。イギリス盤およびアメリカ盤(第1版)のB面には「ストーンド」が収録された。その後、1964年3月6日にシングル盤『ノット・フェイド・アウェイ』のB面曲として再発売された。 1963年9月にローリング・ストーンズのマネージャーであるアンドリュー・オールダムは、偶然レノンとマッカートニーと遭遇し、2人をローリング・ストーンズのリハーサルに招いた。当時オールダムは、『カム・オン』に続くシングルを発売するために必死になっていた時期で、オールダムはレノンとマッカートニーに「ストーンズにふさわしい曲はないか?」と尋ねた。そこでレノンとマッカートニーは「まだ完成してないけど、ピッタリの曲がある」と返し、ローリング・ストーンズのメンバーの前で本作を演奏した。ストーンズのメンバーは「これは俺たちのスタイルだ」と気に入り、2人はその場で本作の仕上げにかかった。 それから3週間後の10月7日に「彼氏になりたい」のレコーディングが行われた。ジョーンズはグレッチ・アニバーサリーでソロを弾いたほか、スライド・リフを弾いている。なお、ジョーンズはバッキング・ボーカルも担当しており、ローリング・ストーンズの楽曲でジョーンズだけがバッキング・ボーカルを担当した数少ない楽曲の1つとなっている。 本作はオリジナル・アルバムには未収録となっており、イギリスでは1972年リリースのコンピレーション・アルバム『マイルストーンズ』でアルバム初収録となった。アメリカでは1989年発売の『シングル・コレクション (ザ・ロンドン・イヤーズ)』でアルバム初収録となった。 シングルのB面に収録された「ストーンド」は、メンバー全員による共作(名義はナンカー・フェルジ)となっており、ストーンズのオリジナル曲が初めてレコード化された例となった。 1964年1月1日にBBCの『トップ・オブ・ザ・ポップス』に初出演し、本作を演奏した。 2022年6月9日にアンフィールド・スタジアムで行われたストーンズ51年ぶりのリヴァプール公演において、リヴァプールとビートルズに捧げる曲としてこの曲が演奏された。
※この「ローリング・ストーンズによる演奏」の解説は、「アイ・ウォナ・ビー・ユア・マン」の解説の一部です。
「ローリング・ストーンズによる演奏」を含む「アイ・ウォナ・ビー・ユア・マン」の記事については、「アイ・ウォナ・ビー・ユア・マン」の概要を参照ください。
- ローリング・ストーンズによる演奏のページへのリンク