ビートルズの使用
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「ギブソン・J-160E」の記事における「ビートルズの使用」の解説
ジョン・レノンとジョージ・ハリスンは、1963年にリヴァプールのラシュワース楽器店でお揃いのJ-160Eを入手。両名共、デビュー当初からステージ・スタジオの両方でJ-160Eを多用している。ビートルズの初期のアルバムで聴こえるアコースティックギターのほとんどがJ-160Eであり、「恋する二人」「ノルウェーの森」、また中期以降においても「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」などでその特徴的な音色を聴くことが出来る。エレクトリックとしても使われており、特に「アイ・フィール・ファイン」のイントロでは、フィードバックが起きやすいこのギターの特性を生かし、曲の一部として取り入れている。ポップ・ミュージックにおいて、フィードバックをレコードに使用した最も初期の例とされている。 ジョンの最初のJ-160Eは盗難にあい(2015年にこのギターはサンディエゴで発見され、その後オークションにかけられ、約3億円で落札された)、すぐ二本目を入手している。ビートルズの日本公演でもサブギターとして用意されていたこの二本目のギターは、1967年の「愛こそはすべて」のレコーディングの頃には紫とオレンジを基調にしたサイケカラーに塗られ、そのあとすぐ塗装が剥がされ、ナチュラルカラーで1969年のジョンとヨーコの「ベッド・イン」に登場した。 またポール・マッカートニーも、スクエア・ショルダーのJ-160Eを所有している。 2010年にはジョン・レノン生誕70周年記念として、ヘッドにジョンのサイン、指板の12フレットにジョンの誕生日が刻まれた限定モデルが発売された。ギブソンJ-160Eの廉価版として、エピフォンからJohn Lennon EJ-160E'というジョン・レノン・シグネイチャーモデルも発売されている。
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