パイ・ヤンの家族
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/01/01 23:28 UTC 版)
「猫mix幻奇譚とらじ」の記事における「パイ・ヤンの家族」の解説
リオ パイ・ヤンの一人息子。 勇者である父を誇りに思っていたが、母と自分に連絡を寄越さない事から徐々にその信頼を曇らせていく。庭に捨てられていた2匹の猫を拾い、トラ猫をとらじ、黒猫をくろっぺと名付けて飼っていた。黒猫の正体は「魔法のねずみ」であり、「歌のねずみ」がポルカ村を襲撃した際に彼にさらわれてしまう。盗人ねずみの証言により魔法のねずみのお気に入りとして生かされていることが分かった。 ジョゼ パイ・ヤンの妻。 息子のリオとポルカ村で暮らしていたが、パイ・ヤンから全く便りがないために日々嘆き悲しんでいた。悩んだ挙句に他の男と出ていった、とリオの日記に書かれていたが、実際は嘆きのねずみによって記憶を奪われて失踪していた。その後はブネッチに保護されキムという名前を与えられてブネブネ亭で働いており、偶然パイ・ヤンと再会する。「嘆きの島」にまつわる騒動が解決した際に記憶を取り戻すが、同時にパイ・ヤンが自分たちを放っておいたことも思い出してしまい、リオを探す旅に同行することになるもののパイ・ヤンへの態度は冷え切ったものだった。パンドラゴラ博物館国ではペロと共に宝石の中に閉じ込められ人質にされてしまう。助け出された後はねずみの脅威を目の当たりにしたことでパイ・ヤンへの認識を改め彼と和解、足手まといにならないためにパナ・ソニーに護衛されポルカ村へ帰って行った。 パイ・ロン パイ・ヤンの父親。先王に仕えた円卓の13の騎士の一人で、プーチェンの祖父とは昔馴染み。 禿げ上がった頭と長く蓄えられた癖のある髭が特徴。語調が強く、話の終わりに「え!?」と凄むなど迫力のある人物。偶然パイ・ヤンと再会し旅の事情を知った際は彼を叱りつけ、「パイ・ヤンも怒鳴られることがある」、ととらじを驚かせた。 パイ・ヤンが「戦場で生まれ戦場で育った」と語るとおり、妻を戦地に連れて行き、生まれた息子も手元に置いて幼少から厳しい訓練や教育を課していた。「父は子供を育てる事で父になる」という持論を持ち、不器用ながらパイ・ヤンの事を息子として愛しているが、その想いは伝わっておらず、パイ・ヤンがジョゼとリオを戦場から遠ざけた一因となってしまっていた。一連の騒動でパイ・ヤンと和解し、親子らしい会話を交わせるようになった。 パム・サーラ パイ・ヤンの母親。落ち着いた性格だが、興奮した夫を鎮めるなど言うべき時には言う芯のある人物。戦地にいた際に流れ矢で足を負傷しており、今も冷えると古傷が痛む。 当時は遠くで心配をしているより近くで夫の世話を焼きたいと望んでパイ・ロンに同行していたが、夫と同様にパイ・ヤンに誤解を与えてしまっていたと知り謝罪をした。 ドクター・ラン パイ・ヤンの兄。旅の医者。父の意に背き、戦士にはならなかったため、勘当同然。パイ・ヤンが話題に出すことをタブーとするが、医者仲間により、母であるパム・サーラには大変優秀な医者になっていることや、近況などが伝えられている。カブブの村に滞在時、思いもよらない方法を試し、ひいてはパイ・ヤンの命を救うことになった。パイ・ヤンによく似ているが優しく穏やかな顔立ち。弟とは正反対で朗らかな人物。
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