ネオ・アンブレラとその実験体
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 06:29 UTC 版)
「バイオハザードシリーズの登場人物」の記事における「ネオ・アンブレラとその実験体」の解説
カーラ・ラダメス (Kara Rhadames) 『6』に登場するシモンズの財団に所属している研究員。冷酷かつ傲慢な性格で、自分と一部の関係者以外の人間を見下しており、実験のためならば他の人間に対して躊躇なくウィルスを投与させて化け物に変異させる、「実験体なんて外に出ればいくらでもいる」と発言するなどの非常に残虐非道な所業を繰り返していたために、当初は同情的だったエイダからも「最早、同情の余地はない」と怒りを買っていた。わずか15歳で大学の博士課程を修了し、その才能を評価したシモンズにより研究員にスカウトされて彼に心酔するようになり、シモンズの命により、t-VeronicaウィルスとG-ウィルスから、Cーウィルスを開発するが、当のシモンズからは「使える駒」としか見られておらず、やがてはエイダ・ウォンとの遺伝子配列が近いという理由でC-ウィルスの実験体にされ、ウイルスの効果と彼の調教によって心身共に「エイダ」として生まれ変わる。その後は心の奥底に残ったシモンズへの憎悪が募るようになり、やがては復讐のために動き出すが、世界の安定を望むシモンズが最も嫌う混沌である「ウイルス感染による常に変異する世界」を作り出そうと画策して彼の元を離れ、「ネオアンブレラのエイダ」として世界各地にバイオテロを引き起こす。その後、復讐の最後の仕上げとしてシモンズに強化型C-ウイルスを投与し、さらには外海に配置した空母からウイルスを積載したミサイルを全世界へ発射しようと目論むもクリスたちによって阻止され(そのうちの一発は間に合わずに中国の達芝へ発射された)、直後にシモンズの「ファミリー」による銃撃を受けて致命傷を負い、艦橋から落下した。その後は死亡してはおらず、そこに追ってきた本物のエイダと対面し、死の間際に自身へ強化型C-ウイルスを投与しており、クローンエイダとしての強い自我とシモンズへの憎悪から空母ごとエイダを取り込もうとする巨大かつ醜悪なクリーチャーへ変異し、エイダの脱出を阻もうと襲い空母の出口では本体としてエイダに襲いかかるも、エイダが撃った液体窒素の爆発で破壊され、最後は断末魔の叫びをあげながら死亡する。 『MD』ではシモンズの命を受けてマルハワ学園へ潜入し、そこでバイオテロの手引きをした上で裏で暗躍する。 デボラ・ハーパー (Deborah Harper) 『6』に登場するヘレナ・ハーパーの妹。ゲーム中のファイルによると真面目な性格の姉とは違い、かなりの遊び人だったことが窺える。ヘレナにとって唯一の肉親であるために彼女から溺愛されていたが、後にシモンズにヘレナをバイオテロへ加担させるための人質として拉致され、教会の地下研究室に監禁される。バイオテロ発生後はシモンズから用済みとして始末を言い渡されるが、健康な肉体に興味を持った科学者たちによってC-ウイルスの実験体にされる。その後、地下室でレオンとヘレナに発見された際にはC-ウイルスの影響からクリーチャーと化し、彼らや居合わせたエイダとの交戦の末にヘレナの銃撃(レオンを選んだ場合はレオンの銃撃)でダメージを負い、地下の底へと落下しかけたところをヘレナに手を掴まれるも仇を取るという決意を新たにしたヘレナによって手を離され、最後は地下の底へと落ちて行った。レオン編のエンディングでは遺体が回収されたかは定かではないものの、自身の墓が登場する。
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