ニュートロンスタンピーダー
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/07/02 06:12 UTC 版)
「ニュートロンジャマー」の記事における「ニュートロンスタンピーダー」の解説
『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』に登場。 中性子の運動を暴走させ強制的に核分裂を起こす装置で、有効半径内に存在する核弾頭をその場で起爆させる事が出来、さらにはフリーダムをはじめとする核エンジン搭載MSの原子炉を暴走させることも可能。ただし、使用は無重力下でのみと限定されている。 ナスカ級高速戦闘艦を改装して装備し照射を行う。ただし、システムを構成する6対、計12枚のブレード状の電磁波放射装置「量子フレネル」は1度の使用で焼き切れてしまい搭載した艦も機能停止に陥るため、複数回連続使用は不可能である。また、照射範囲も限定される。なお、放出された電磁波そのものには直接的殺傷力は無い。 ニュートロンジャマーキャンセラーと同じくコア部分に特殊なレアメタルであるベースマテリアルが必須だが、ニュートロンジャマーキャンセラーと比較してもニュートロンスタンピーダーに使用されるベースマテリアルは膨大である。大西洋連邦と違いベースマテリアルの新規供給源を持たないプラントは、隠匿していた核動力MS、ザク量産試作型計47機のニュートロンジャマーキャンセラーを解体して、コア部からベースマテリアルを抽出しこれの開発に充てた。 備考 核兵器が使えない世界を描くために造った設定であるニュートロンジャマーが、Nジャマーキャンセラーによって無効になってしまったため、新たな核封印のために設定された背景がある。 作中での動向 第9話にて地球連合軍の核攻撃部隊「クルセイダーズ」所属のMS「ウィンダム(マルチランチャーパック搭載型)」複数機が、搭載したmk5戦術核ミサイルでプラントのコロニーに対して攻撃を行った際、ザフトがニュートロンスタンピーダーを迎撃に使用した。これにより、発射された核ミサイルは全て誘爆を起こし破壊され、ウィンダムやその母艦など「クルセイダーズ」も、発射せずにいたものや所属艦が格納していたものも一斉に誘爆したため全滅した。ただし、実際には上記の通りザフト側もようやく1隻に装備できただけであり、もし仮に奇襲部隊が2段階以上に分けて攻撃を行っていれば核は防げなかったというギリギリの状況であった。この後、地球連合軍はうかつに核兵器を使用する事が出来なくなっている。
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