トプコンホースマンプレス/VHシリーズボディー
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ホースマン・プレス104(1958年) - 警察鑑識用カメラとして駒村商会の主導で設計され、一般向けには市販されなかった。レンズはマミヤ10.5cmF3.5(東京光学製―社内製品番号35A、セコール名はない)で、距離計と連動する。交換レンズは6.5cmF5.6と18cmF5.6が用意された。距離計はボディー右側面外側の調整ネジを前後にスライドし標準の105mmに限って連動させられるが、65mmと105mmレンズにはまだ後のモデルのような距離計連動用のカムは組み込まれておらず、それぞれの位置にレンズをセットしファインダーの距離計を合わせても焦点はずれてしまう。65mmと150mmのレンズのセット位置には距離目盛が備えられ、これを見て目測で合わせるか、ピントグラスでの焦点合わせが必須になる。反面、ビューファインダーには3つの焦点距離に合わせた遮光枠が設けられ、パララックスの補正機構も組み込まれていた。ロールフィルムホルダーはダイアルノブ式のものに限って後の製品と互換性がある。 トプコンホースマンプレス960(1960年発売) - 東京光学の新規設計。距離計カムがトプコンホースマンVH-Rまで共通の交換式になった。 トプコンホースマンプレス970(1963年発売) - 無限遠ストッパーが5カ所に増加された。蛇腹繰り出しは前側249mm、後側23mm、フロントティルト後15度、ライズ28mm(広角レンズ使用時15mm)、シフト左右とも30mm(広角レンズ使用時15mm)、バックティルトは15度、バックスイングは10度。ベッドダウン可能。 トプコンホースマンプレス760(1965年または1966年発売) - トプコンホースマン970から連動距離計を除いたモデル。左右シフト可能。 トプコンホースマンプレス980(1969年発売) - トプコンホースマン970に左右シフト、ティルトダウン追加。ファインダー倍率が×0.5から×0.4に変更され65mmレンズに対応した。 トプコンホースマンプレス985(1973年発売) - フロントティルト後15度、ライズ28mm、シフト左右とも30mm、バックティルトは11度、バックスイングは10度。ベッドダウン15度。 トプコンホースマンVH(1975年発売) - Vはバーチカル=垂直、Hはホリゾンタル=水平の意。ワンタッチレボルボングバック装備、レボルビングに合わせファインダーのフレームも縦位置に変更される。レボルビングバックは耐寒性の高いオイルレス式になった。ファインダーが大型化されている。 トプコンホースマンVH-R(1977年または1978年発売) - VHに連動距離計を装備したもの。Rはレンジファインダー=距離計の意。 ホースマンER-1 - 電子化された機種。蛇腹にフレキシブル線が入っておりERレンズと組み合わせるとERグリップでレリーズが可能。ERグリップの電池ホルダーはスーパーDM用ワインダーと共通。ERホルダーは電子接点が干渉するためトプコンホースマン985以前の機種には使用不可。トプコンの名称は消えているが東京光学製である。
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