デジタル化〜閉館とその後
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「恵庭・東宝シネマ8」の記事における「デジタル化〜閉館とその後」の解説
2009年(平成21年)、ジェームズ・キャメロン監督の『アバター』が大ヒットし、世界中で3D映画ブームが起こる。その流れに乗って開業10年を迎えた2010年(平成22年)、シネマ8は3Dデジタルシネマ(MasterImage 3D)を一部スクリーンに導入。さらに隣接する千歳市に競合館「じゃがポックルシアター」(現:新千歳空港シアター)がオープンした2011年(平成23年)7月に全スクリーンを完全デジタル化した。この頃には音楽アーティストのライブビューイングも行うようになり、『AKB48 24thシングル選抜じゃんけん大会』(2011年9月20日)や奥田民生『ひとり股旅スペシャル@厳島神社』(2011年10月22日)、桑田佳祐の年越しライブ(2011年12月31日)などが同時生中継されていた。漫画家の横山裕二は2013年(平成25年)5月23日に『探偵はBARにいる2』(橋本一監督)をシネマ8で観たことを自身のツイッターで明かしている。 2015年(平成27年)2月17日、北海道東宝は同年5月31日をもってシネマ8を閉館することを発表。集客力の低迷で賃貸借契約を解約したことが主な理由とされている。閉館記念の特別興行は行われず、同月9日封切の『脳内ポイズンベリー』(佐藤祐市監督)を最終上映作として15年の歴史に幕を閉じた。隣接していたトライアル恵庭店(旧:カウボーイ恵庭店)も当館閉館から1ヵ月後の同年7月5日に閉店している。最後までTOHOシネマズチェーンに吸収合併されることなく閉館したため、シネマイレージやvitなどのサービスは導入されなかった。 閉館後跡地はしばらく空きテナント状態が続いていたが、令和改元後の2020年(令和2年)1月になって、木材加工会社と土地売買契約を結んだことが報じられ、同年7月9日、函館市に本社を置く佐藤木材工業がプレカット工場を2022年に新設することが発表された。映画館の建物自体は倉庫として改修される予定。なお、北海道では2023年にTOHOシネマズが札幌市内(ススキノラフィラ跡地)に初出店されることが報じられている。
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