デジタル化と改訂作業
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/14 00:22 UTC 版)
2003年8月に防衛研究所戦史部はこれまで知られていなかった史料・資料(主にソ連の崩壊に伴う旧東側のもの)が利用可能になったため、これらに基づいて戦史叢書の全面的な増補改訂を行なう計画があることを発表している。原剛によれば、2009年時点で把握している誤記は7000箇所に上っており、ファイル形式はPDFを想定している。戦史部第2戦史研究室において2009年度より、「『戦史叢書』をデジタル化して検索機能を付与する等、利用者に対する利便性の向上を図るとともに、記述に誤りがある部分の見過ごしをなくす」目的で事業化された。 『戦史研究年報 第13号』で発表された計画は次のようになっている。 7カ年計画で戦史叢書をデジタル化する 初年度は戦史叢書15巻を電子データ化する 検索ソフトの作成 正誤表等の表示 また、試行措置として、閲覧室でデジタル化したデータをパソコンで閲覧するサービスを開始した。インターネット上では2018年6月から順次公開され、12月から全巻閲覧できるようになった。検索も可能(末尾「外部リンク」参照)。
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