デジタモドン
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/06 04:49 UTC 版)
「タモリの音楽は世界だ」の記事における「デジタモドン」の解説
MacintoshとMIDI音源などを使って、一風変わった再生方法で流された曲を当てる早押しクイズで、この番組の目玉となっている。後期からは視聴者のみヒントが画面上に表示されるようになる。 最初は早回しと遅回しだけだったが、早遅回しが登場したのを切っ掛けに、転調などのバリエーションも追加された。回を重ねると、早回しや遅回しについては何倍速か表示されるようになり、その状況に合ったCGのタモリキャラが出るようになった。10倍以上だと画面上のタモリキャラから汗が出る。さらにタモリが出題時に倍率を言うようになっている。その他はそのデジタモに応じたタモリキャラが表示される。モールスデジタモドンでは指でモールス信号を叩くところが表示される。 毎回、4問から5問ほど出題される。ゲストが多い場合や特番の時はそれ以上出題された週もある。早回しデジタモドン:数あるデジタモドンで基本となる問題。倍速以上の速さで曲が流れる。最初は速すぎるので、通常一発では解答できないことが多い。通常は2倍から16倍。 遅回しデジタモドン:半分以下の遅さで曲が流れる。 早遅回しデジタモドン:早回しからだんだん遅くなる(ノーマルスピードに近くなる)。逆回しで不正解だった場合にも使われた。通常は10倍前後、稀に20倍{正解曲≒禁じられた遊び}からスタートする場合があった。 逆回しデジタモドン:通常スピードで、曲が逆から流れる。 転調デジタモドン:通常スピードで一定時間ごとにランダムにキーが変わる。 モールスデジタモドン:通常スピードで、主旋律がモールス音で流れる。音の長さと伴奏だけが頼り。 並べ替えデジタモドン:通常スピードで、曲が何小節かごとにランダムに並べ替えられて流れる。 コマ切れデジタモドン:曲が数秒ずつ断続的に流れる。 手回し蓄音機デジタモドン:曲の再生速度が、ランダムで速くなったり遅くなったり変化しながら流れる。 逆早遅回しデジタモドン:逆回しに早遅回しを加えたもので、100回特番の時にだけ使用された。 生声デジタモドン:この出題は機械使わない。ガイジンゲストが生で歌う。特番のみ出題された。 ワンワンデジタモドン:通常スピードで、音源が犬声となる。1回出題された。 キュルキュルデジタモドン:カセットが伸びた感じの音源で1回だけ出題された。 そのまま回しデジタモドン:早回しでも当てられないと司会が判断した場合に、正解曲を流す感じでそのまま流して出題。特番の最終問題にだけ使用された。 ミックスデジタモドン:通常スピードで、複数曲(3曲から5曲程度)が同時に流れる。流れている曲名をすべて答えないと正解にならない。 このコーナーでは、観客が自分の前の解答者に答えを教えてもよい。観客が教えて正解するとテレホンカード{後に当日ゲストのCDや番組の本等が加わる}がプレゼントされた。このコーナーに限りゲスト解答者は誤答しても解答権はなくならない。 いずれの問題もどれだけ難しい問題であろうと、正解すると人形1つまたは10点獲得。 「デジタモドン」というのは略称であり、毎週一応正式名称を述べるのだが、その正式名称は毎週異なっている。 オペレーターは重実徹と小林信吾が週替わりで担当していた。重実はいつも個性の強いシャツを着用していたので、冒頭でタモリに「どこでそのシャツは買ってきたの?」とツッコまれ、またそれが観客・視聴者の注目の的となった。また小林はタモリから紹介される際に「小林信吾さんです」と紹介されず、「〇〇の人です」と紹介されることが多かった。〇〇の部分はタモリが週によってふざけた言葉を入れていたが、それがスタジオの観客からの爆笑を誘っていた。 デジタモドンのバック音楽は、初期の頃は音楽を流していたが、後にバンドが直接演奏するようになった。また冒頭にタモリが効果音に合わせてジェスチャーをして始まることがあったが、末期にはやらなくなった。
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