タイムスリップ編
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/16 08:18 UTC 版)
『S13"ラブマシーン"』シルビア 『ジゴロ次五郎』の主人公である次五郎が乗る愛車の日産・シルビアS13型。グレードはQ's(キューズ)。「ジゴロ次五郎」と同じ世界のためか「意志を持った妖車」っぷりは健在。とある事情からシルビアに近づいた信愛が見せたゴスロリ姿のエイラを見て一度は女性と認識したが、のちに本人と対面した際に男であると見破り暴走。バトルを繰り広げエイラが勝利を納めたことで事なきを得たように見えたが、シルビア自身は納得していない。(そのため、エイラがシルビアへ渡した名刺を怒りの炎で燃やした)杉本から依頼を受けたエイラから黒揚羽探しを持ちかけられ、エイラと信愛の2人を乗せたまま7年前の成田へタイムスリップを起こした。その後もエイラ・信愛と一緒に黒揚羽の捜索と「エイラの騎士」として常に行動を共にしている。直斗がエイラに危害を加えようとした際にどこからともなく現れ撃退したものの、「暴走状態(バーサーカーモード)」で「終わらせようとした」ことから直人から天敵とされている。「次五郎」の作中でも触れられているが「性別があるとすれば女性である」とエイラにも言及されている。女性を守るという理念はそのままで、バランスを崩して飛び出た都姫を助手席で受け止めたり、暴走した信愛をぶっとばしたりしていた。 杉本 千聖 (すぎもと ちひろ) 「黒揚羽」を名乗るエイラに接触してきた不動産ブローカーの男で必要以上にキザ。共に事業を起こしていた社員が起こした巨額投資詐欺の容疑者として警察に連行される直前に本物の「黒揚羽」を見つけ出し、「ラッキーアイテム」として大切に持っていたラッキーストライクのジッポを「彼女の伝説に傷をつけないためにも本人に返してほしい」とエイラに預け連行されてしまった。その後エイラはシルビアが起こした7年前の成田へのタイムスリップ先で、影舞の18代目総長としてとの千聖出くわす。エイラや信愛と接するうちに「エイラの騎士として彼女を守る」事に使命を見出すも偶然出会った直人に「黒揚羽を誘い出すためのエサ」として強制的に行動を共にさせられてしまう。津田沼にある潰れたテーマパークでのエイラと直人の最終決戦で「騎士」としてエイラの助けになる活躍を果たす。その後、全てが解決した時にエイラの持つジッポを欲しいと頼むが「未来で起きることを二度と起こしたくはない」というエイラの忠告から断念した。 杉本 雫 (すぎもと しずく) 黒髪ロングの似合う美少女。エイラは出会った当初、杉本の恋人であり探していた初代黒揚羽であると確信するが、雫本人から「恋人ではなく妹である」ことを告げられる。家出人のギャルと間違われ無理やりホテルへ連れて行かれそうになったエイラを庇い家へ連れかえる面倒見のいい性格。 結城 直人(ゆうき なおと) 現在は英太達が通う私立成田南高校の理事長。『カメレオン』の登場人物。帰国子女で「怪物」の異名を持つ特級の危険人物。アメリカから千葉へ戻ってきており、街中でたむろしていたローライダー達が話してたエイラ達の噂を聞いて「遊び」のために千聖を無理矢理巻き込んで影舞を壊滅させ、黒揚羽の名で犯行声明を残して本物を誘きだそうとする。本物の黒揚羽として現れたエイラへの興味と歪んだ独占欲からヤザワや相沢、信愛、エイラにも牙をむく。やがて「黒揚羽を自分の色に染め上げる」ためエイラをおとりに信愛を誘い出しさらなる凶行を行う。信愛はそれを「怪物じみた独占欲」と表現し、エイラは恋ゆえのものであると気づかせようとしている。津田沼の潰れたテーマパークでの最終決戦でエイラに素直な気持ちを伝えたが叶う事はなく静かに終わった。ただし、ヤザワへの興味は消えておらず「黒揚羽に懐いただけで改心していない」とヤザワは恐怖している。 その後、S-1グランプリ編で理事長としての姿で再登場を果たすが「あの女、敵か味方か?」と怪物だったころを思わせるようなセリフがある以外、コスプレ対決中はルービックキューブに夢中になったり(ただし、拘束痕という言葉に対し若干の反応を見せている)料理対決ではアンコウ鍋に一切興味を示さなかった。
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