清水白桃RS【シミズハクトウRS】(果樹)
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登録番号 | 第12302号 |
登録年月日 | 2004年 11月 8日 | |
農林水産植物の種類 | もも | |
登録品種の名称及びその読み | 清水白桃RS よみ:シミズハクトウRS |
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品種登録の有効期限 | 25 年 | |
育成者権の消滅日 | ||
品種登録者の名称 | 岡山県 | |
品種登録者の住所 | 岡山県岡山市内山下二丁目4番6号 | |
登録品種の育成をした者の氏名 | 井上幸次、藤井雄一郎、粕山新二、那須英夫、笹邊幸男、清水佐伯男、藤原恭一 | |
登録品種の植物体の特性の概要 | ||
この品種は、「清水白桃」に放射線照射して育成されたものであり、果形が扁円、果実の大きさが大、果皮の地色及び果肉の色が乳白、黒斑病抵抗性が中の育成地(岡山県赤磐郡山陽町)では7月下旬に成熟する中生種である。樹姿は中間、樹の大きさは大、樹勢は強である。枝梢の太さ及び節間長は中、枝梢の色は赤褐である。葉の形は長、葉縁の波打ち及び葉の大きさは中、色は緑、光沢は多、蜜腺の形は球腎である。花形は普通咲、花の大きさは大、花弁の数は単弁、形は長楕円、波打ちは有、大きさは中、色は淡桃、雌ずいの健否は無、花粉の有無は有、がく筒内壁の色は鮭肉、がく筒の形は鐘、がく片先端の形は鈍である。果実の外観は扁円、果頂部の形は凹、凹み及び梗あの深さは中、広さは狭、赤道部の縫合線の深さはやや浅、果頂部の縫合線の深さは浅、果実の大きさは大、果皮の地色は乳白、果皮の着色の多少は無~極少、濃さは淡、形はぼかし、果面の毛じの有無は有である。切った直後の果肉の色は乳白、果肉内の着色は無、核周囲の着色は微、果肉の粗密は密、果肉繊維の多少は少、果皮の剥離性は易、肉質は溶質、果汁の多少及び甘味は多、酸味は少、渋味及び苦味は無、香気は中である。核と果肉の粘離は粘核、核の形は短楕円、大きさは大、色は褐、核面の粗滑は滑である。開花期及び発芽期は中、成熟期(満開から成熟までの日数)は111~120日で育成地においては7月下旬である。果実の着色の難易は難、生理落果の多少は多、核割れの多少は少、裂果は無、黒斑病抵抗性は中である。「清水白桃」と比較して、黒斑病抵抗性が強いこと等で、「まさひめ」と比較して、果皮の着色が少ないこと等で区別性が認められる。 | ||
登録品種の育成の経過の概要 | ||
この品種は、平成8年に農業生物資源研究所放射線育種場(現独立行政法人農業生物資源研究所放射線育種場、茨城県那珂郡大宮町)において、「清水白桃」の苗木に放射線を照射し、岡山県農業総合センター農業試験場(赤磐郡山陽町)において選抜、以後、増殖を行いながら特性の調査を継続し、13年にその特性が安定していることを確認して育成を完了したものである。なお、出願時の名称は「清水白桃01」であった。 |
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